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報道を受け一旦はユーロ売り強まるものの米長期金利低下でドル反落

昨日の海外時間には、一部報道でECB当局者がユーロ高を懸念して、資産買い入れ縮小が緩慢なペースとなる可能性が高まっている、と報じられてユーロ売りが強まる場面もありましたが、米長期金利が低下したことから全般的にドル売りが強まりました。

欧州時間序盤、ややユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.9000台まで、ユーロ円は131.50円台まで上昇しました。この間ドル円は110.40円台を中心とした狭いレンジ内取引となりました。その後通信社が「関係筋、対ドルでの急激なユーロ高を懸念するECB当局者が増えており、資産買い入れ縮小が緩慢なペースとなる可能性が高まっている」と報じたことからユーロ売りが優勢となって、ユーロドルは1.1820台まで、ユーロ円は130.80円付近まで下落しました。この間対ユーロでドル買いが強まったこともあってドル円は110.60円台まで上昇しました。

NY時間にはいると、発表された経済指標はほぼ予想通りだったものの、米長期金利が低下を開始したことから全般的にドル売りが優勢となって、ドル円は109.90円付近まで下落し、ユーロドルは1.1900台まで反発しました。この間ムニューシン米財務長官が「ドル安は米貿易にとって多少の支援材料」と述べたこともドル売りを後押ししました。

NY時間午後にかけて米長期金利がやや反発すると一旦ドルの買戻しが強まって、ドル円は110.20円付近まで反発し、ユーロドルは1.1870付近まで下落しました。NY時間引けにかけては、再び米長期金利が下落したことからドル売りが優勢となって、ドル円は109.80円台まで下落幅を拡大し、ユーロドルは1.1920台まで上昇しました。

東京時間にはいってからは、日経平均が堅調に推移する中米長期金利もやや上昇していることからドル円は110円台を回復しています。

今日の海外時間には米・8月雇用統計の発表があるほか、ユーロ圏・8月製造業PMI(確報値)、英・8月製造業PMI、米・8月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)、米・8月ISM製造業景況指数、米・7月建設支出の発表があります。


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高野やすのり(たかの たすのり)

高野やすのり(たかの たすのり)

慶應義塾大学商学部卒。チェース・マンハッタン銀行(現J.P.モルガン・チェース銀行)、スイス・ユニオン銀行(現UBS銀行)、ファースト・シカゴ銀行(現J.P.モルガン・チェース銀行)などでインターバンクディーラー業務に従事。
20年以上に亘り、外国為替市場の第一線で活躍。 2004年より為替市場の中の様々な立場で長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。
2009年2月からFXプライム株式会社勤務。現在、ラジオNIKKEI「夜のトレード酒場」、東京MXTV「マーケットワイド第2部」などに出演中。

現 FXプライム株式会社・チーフストラテジスト
NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト
「みんなの外為」オフィシャル会員

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