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高野やすのりののりのりFX

リスク回避で円買いになる理由

今朝北朝鮮の弾道ミサイルが襟裳岬上空を通過して太平洋に落下しました。

「北朝鮮がミサイルを発射、日本上空を通過したもよう」

との報道を受けて、リスク回避の円買いとなったのですが、日本至近または日本国内で被害が出る可能性が高まる事態で何故円が買われるのか、と思った方も多いのではないでしょうか。

よく報道などで「安全資産としての円が買われて円高が進みました」などと言われますが、あの表現は間違えです。リスク回避の円買いの正体は「円売りポジションの買戻し」なのです。

1つはいわゆる「キャリー取引」と呼ばれる、円で資金を調達してそれをドルや高金利通貨に交換して運用する取引の巻き戻しです。リスク選好の状況では、こうした投資を行うための円売りが出るのですが、リスク回避になると、投資を縮小する為に円を買い戻します。

2つ目の大きな理由は、海外投資家の日本株運用に関連した為替ヘッジ取引です。海外投資家は、日本株を買う時に、円安によって保有株の彼らにとっての(例えばドル建てで見た場合の)価値が下がることをヘッジする為に、保有株式の金額の一部に当る金額の円売りをしてヘッジをします。株を売る時には、このヘッジが必要なくなりますので、円を買い戻すことになるので、リスク回避の時に円高になるのです。

今後どういった事態になるのかは全くわかりませんが、北朝鮮情勢の緊迫化や、事態の長期化はリスク回避姿勢を強めることになって円高が進みやすくなります。


リスク回避の円買いについて詳しくは 
⇒ http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51539?page=2

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高野やすのり(たかの たすのり)

高野やすのり(たかの たすのり)

慶應義塾大学商学部卒。チェース・マンハッタン銀行(現J.P.モルガン・チェース銀行)、スイス・ユニオン銀行(現UBS銀行)、ファースト・シカゴ銀行(現J.P.モルガン・チェース銀行)などでインターバンクディーラー業務に従事。
20年以上に亘り、外国為替市場の第一線で活躍。 2004年より為替市場の中の様々な立場で長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。
2009年2月からFXプライム株式会社勤務。現在、ラジオNIKKEI「夜のトレード酒場」、東京MXTV「マーケットワイド第2部」などに出演中。

現 FXプライム株式会社・チーフストラテジスト
NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト
「みんなの外為」オフィシャル会員

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