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【NY市場】トランプ発言でドル売り強まる ドル円は一時112円台前半

 きょうのNY為替市場、午後に入ってドル売りが加速し、ドル円は112円台前半まで急速に下落した。米CNBCテレビがトランプ大統領のインタビューを伝えており、「金利上昇については喜ばしくはない」と発言したことに敏感に反応していた。

 トランプ大統領は大統領就任当初から金利上昇には否定的な見解を示しており、その流れとも思われるが、タイミング的にこのところのドル高に過熱感も出ていたことから、市場も敏感に反応し、利益確定売りの背中を押したものと思われる。

 ドル円は112円台後半から112.05円近辺まで急速に下落し、111.95円近辺に来ている10日線をうかがう動きも見せていたが、ホワイトハウスが「トランプ大統領はFRBの独立性を尊重しており、金融当局の決定に介入していない」との声明を発表したことで下げは一服している。

 きょうはトランプ大統領の発言で利益確定売りが強まったものの、1月に付けた年初来高値113.40円を目指す流れは持続しているものと思われる。中国当局が人民安を許容していることや、日銀の緩和姿勢は当面続くとの見方から、市場からはドル円のショートポジション解消を推奨する声も出ていた。

 ユーロドルも朝方は1.15ドル台に下落していたものの、1.1680ドル近辺まで急速に買い戻された。ただ、1.1665ドル付近に来ている21日線は上値抵抗に変化している模様で、まもなく戻り売りに押されている。

  来週はECB理事会が予定されているが市場からは、経済指標に変化もないことから、目新しい内容はく無難な通過との見方が多い。ECBは来年夏の終わりまで金利据え置きをコミットしている。抽象的な表現で市場では7月、9月といった様々な思惑が出ているが、ドラギ総裁もその辺は明確にはしてこないでろう。

 むしろ、貿易問題がユーロの鍵を握るのかもしれない。EUは報復関税を課す米製品の新たなリストを準備しているようだ。来週ユンケル欧州委員長がワシントンを訪問しトランプ大統領との会談が予定されているが、自動車関税を引き上げる計画を米側が撤回しない場合に備えているようだ。EUは米国の措置の20%に相当する米製品に関税を課す可能性があり、ユンケル欧州委員長からは自動車の関税引き下げや限定的な自由貿易協定などを提案する見込みだという。

 ポンドは午後になって下げ渋る動きも出ており、ポンドドルは一時1.3040ドル近辺まで戻した。しかし、対円、ユーロでは下げが続いており、ポンド円は146円台前半に下落している。この日発表になった英小売売上高は前月比で予想外の減少となった。前日の消費者物価指数(CPI)も弱い内容ではあったが、8月の利上げ期待はなお根強く、短期金融市場では利上げ確率を8割以上で織り込んでいる。

 市場からはポンド安が進行していることから、指標は弱かったものの英中銀はポンド安によるインフレを警戒して利上げは実施してくるとの見解も出ている。きょうのポンドドルは心理的節目の1.30ドルを一時割り込む場面も見られた。メイ政権への不透明感がポンドを圧迫し続けている。昨年8月安値の1.27ドル台をこのまま目指すのか下値警戒感は依然として高い。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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