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【ロンドン市場】ポンド買いとランド売りが突出、その他主要通貨は揉み合いに

 5日のロンドン市場は、ポンド買いと南アランド売りが目立った。いずれも経済指標結果に反応している。

 ポンドは5月の英非製造業PMIの上振れに反応し、急伸した。54.0と事前予想53.0を上回った。前回値は52.8だった。今年2月の54.5以来の高水準。きょう東京早朝に発表された5月の英BRC既存店売上高も強い結果となっており、英サービス業のセンチメントは力強さを示している。ポンドドルは1.3393レベル、ポンド円は146.98レベルまで本日高値を広げた。ユーロポンドは0.8733近辺まで下落。

 南アランドは第1四半期GDPの大幅な低下に反応し、急落した。日本時間午後6時半に発表された南アフリカの第1四半期GDPが前期比年率-2.2%と事前予想-0.5%を大幅に下回った。9年ぶりの大幅減となった背景には鉱業、製造業の生産の低下が指摘された。ドル/ランドは12.56台から一時12.71台まで急伸。ランド円は8.74近辺から一時8.63台まで下落した。

 豪ドルなど資源国通貨はランド安の影響が波及した面があったようだ。豪ドルは序盤に0.7650近辺まで上値を試したが、その後は売りに転じて0.7610台へと下押し。豪ドル円は84円ちょうど近辺が重く、83.60近辺へと安値を広げる動き。

 ドル円はロンドン早朝に110.00レベルまで買われたが、この水準では売り注文に押されて反落。ロンドン中盤にかけて109.70レベルとこの日の安値を更新。ただ、値幅は30銭と限定的だった。

 ユーロ相場は方向感に欠ける振幅。ユーロドルは1.17ちょうどを挟み上下15ポイント程度の振幅。序盤に1.1717レベルまで買われ、中盤には1.1676レベルまで売られた。市場では1.17前後にNYカットのオプション期限が散在していると指摘されていた。ユーロ円は小安い。序盤に128.60台まで上昇したあと、128.20近辺へと反落している。この日発表されたユーロ圏の非製造業PMI確報値は小幅に下方改定されており、英国の数字と比較すると伸びの鈍化が意識されたようだ。ユーロポンドは0.87台後半から前半へと下落している。

 また、この日はコンテ伊次期首相の議会演説が行われている。移民政策、イタリア人やヨーロッパを意識した内容となっており、やや不安な面も。ただ、EU離脱については言及されておらず市場はそれほど反応していない。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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