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【ロンドン市場】ドル高から円高へ、リスク動向に神経質に反応

 7日のロンドン市場は、欧州株をにらんで神経質な動き。序盤はドル高が先行した。日経平均が一時400円超高と好調だったことを受けて、東京株式市場引け後もドル円に買い圧力が継続し、114円台に乗せる。欧州株も反発でスタート。ドル円は一時114.34レベルまで買われた。しかし、その後は欧州株が売りに押され、独DAX指数などがマイナスに転じた。ドル円もクロス円とともに114.10割れ水準まで反落。序盤の買いの勢いは一服している。

 ユーロは軟調。ユーロドルは米債利回り上昇とともに1.16台割れへと下押し。これに弱めの経済統計や欧州株の反落などが加わり1.1554レベルまで下押しされた。対ポンドでの売りも入っていた。ただ、取引中盤には対ポンドでの買い戻しが入り、1.15台後半に下げ渋っている。水準的には東京市場の1.16台には届かず上値は重い。ユーロ円は132円台前半から一時131.86レベルまでの下押し。その後の戻りも132円乗せ水準までと限定的。

 ポンドは比較的堅調。ポンドドルは1.31台後半から下押しされたが1.31台半ばでは揉み合いとなる。ポンド買い・ユーロ売りのフローが下支え。しかし、取引中盤にはポンド売り・ユーロ買い方向に巻き戻されており、ポンドドルは1.3129レベルまで本日安値を広げた。ポンド円は序盤に150.33レベルまで買われたが、欧州株の反落とともに149.74レベルまで下落し、本日安値を広げた。

 この日発表された英欧経済指標はまちまちだった。9月のドイツ鉱工業生産は前月比-1.6%と事前予想-0.9%を下回った。前回は+2.6%だった。製造業・鉱業が前回の+3.1%から-1.6%となり、エネルギー関連が前回の+2.3%から-4.3%に落ち込んだことが背景。10月の英ハリファックス住宅価格は、前月比+0.3%と事前予想+0.2%を上回った。前回の+0.8%からは伸びが鈍ったが、これで4ヶ月連続の上昇となっている。10月のユーロ圏小売PMIは51.1と前回9月52.3から低下した。ドイツは52.8から51.2へ、フランスは53.3から51.5へと低下。一方、イタリアは50.2から50.3に上昇した。

 発言関連では、韓国を訪問中のトランプ米大統領は、北朝鮮が交渉のテーブルに着くことは同国や全世界の市民にとって良い事、と述べた。交渉を優先する姿勢が示されたが、円売り反応は限定的だった。ラウテンシュレーガーECB理事は、QEの出口を明確に示すべきだった、とタカ派の発言をしたが、ユーロ買いには反応せず。ドラギECB総裁からは、金融政策関連の発言は報じられていない。

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明

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