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ドル高基調継続、109円近辺がサポートに

※忙しい人のサマリー
ドル高基調継続、109円近辺がサポートに

109.50からは売りも入り、週末から週明けはもみ合いも底堅さ

ユーロドルやポンドドルなどでもドル高続き、ドルは全面高に。

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【27日の市場】

 東京市場は109円台前半でもみ合い。 昨日の海外市場で109円台半ば手前が重く、若干調整が入ったものの、限定的。 11時前に日銀金融政策決定会合に関する現状維持との誤報(この時点ではまだ会合中)が入り、すぐに否定されたものの、発表時点で円高が進む展開に。 実際に現状維持が発表されたときの市場の反応は鈍く、もみ合いが続いた。 午後に入って、ドル買いがやや強まる場面が見られた。目立った材料は見られず、下値のしっかり差を受けての買いが入った模様。
 ロンドン市場に入ってもドル円はレンジ取引。目立ったのはポンドの動き。英GDPが予想を下回り、5月の利上げ期待が大きく後退。ポンド売りを誘った。1.39割れ水準であったポンドドルは1.37台へ。
 NY市場でドル円は一時109円割れ。米GDPが好結果で109.50超えの場面も続かず、週末にかけてポジション調整。米債利回りも昨日に続いて下げており、ドル買い一服感に。ポンドは軟調地合いを維持。


【28日の市場】

東京不在のアジア市場でのもみ合いから、海外市場に入ってドル買いの流れが再燃した。ユーロドルやポンドドルでのドル買い基調が継続し、先週末に1.20台を付けたユーロドルは1.21台前半への調整から再び1.20台へ。ユーロ円も132円台半ばから値を落とすなど、ユーロ売りの動き。先週末のECB理事会での慎重姿勢維持などが重石に。ポンドは5月の利上げ期待が後退している状況が売りを誘っており、ポンド安。対円でも値を落とし、150円を割り込む動きに。また、週末のラット内相の辞任なども重石。NY市場でも流れは変わらずドル高基調。昼過ぎに、ドル円の109円台半ばからの重さもあっていったん調整も、109円台を維持するなど、基調は変わらず。ドル円の110円、ユーロドルの1.20など、重要なポイントの手前まで来ており、高値圏でのドル買いには慎重な姿勢も。

【本日の見通し】ドル買い基調継続へ

 ドル買い基調は継続。ドル全面高の背景となった米長期債利回り上昇については節目の10年債3%を到達後一服しているが、基調は継続しており、ドルの支えに。米景気の力強さへの期待感、一方、一時期待が強かった欧州経済への失望などが、ドル買いの流れを作っており、当面は基調が継続へ。

 もっとも、ドル円の110円やユーロドルの1.20は、心理的に大きなポイントというだけでなく、オプション取引などでもポイントとなりやすいところで手前ではそうした取引に絡んだドル売り注文が並んでいるとみられる。ドル円に関しては実需の売りも入りやすいところで、簡単に上がるポイントではない。

 基調はドル買いも、一方向というよりも、振幅をある程度意識してのトレンドとしての上方向といったところ。
 
【本日の戦略】押し目買い

 ポイントを前に突っ込んだ買いは避けたい。
109円台半ばから110円にかけては売りが残っているという意識。

 トレンドは当面ドル高方向という意識で、ドル買いから入りたいところだが
できるだけ押し目を待っての買いを入れたいところ。

 デイトレは流れを見ながらも、少し早めに買いに回っての回転を意識。


  

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

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