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北朝鮮リスクなど警戒し、一時調整強まる

※忙しい人のサマリー
北朝鮮リスクなど警戒し、一時調整強まる

ユーロは週末の独連邦議会選挙警戒のポジション調整も
選挙はメルケル首相率いるCDU/CSU勝利も、議席を大きく減らし
ややユーロ売りの反応
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【東京市場】北朝鮮リスクで円高が一気に進む

 22日の東京市場でドル円は111円60銭台まで一時値を落とす展開が見られた。
 FOMC後のドル高円安基調が続いて朝を迎え、112円台半ばでのもみ合いとなっていたところに、韓国の聯合ニュースが国連出席中の北朝鮮の李外相の談話として、21日に報じられた金委員長による米国に対する史上最も強硬な対抗措置との発言は、太平洋上での水爆実験を意味する可能性と報じ、一気に警戒感が強まった。

 FOMC後に維持していた112円の大台を割り込んだことで、短期的なポジション調整の動きも強まり、111円65銭近辺まで。その後は111円台後半でのもみ合いが続いた。

 ユーロ円が133円台半ばを付けるなど、クロス円でもリスク警戒の円高が進行。

 ユーロドルはしっかりで、ドルは全般に軟調も、こちらの値幅は限定的。

【ロンドン市場】少し戻してもみ合い

 ドル円は112円台を戻す場面も、しっかりとした買いは入らず112円前後でもみ合いとなった。
北朝鮮リスクがくすぶっており、ドル買い円売りの勢いに欠けた。
 
 ユーロは朝方しっかり。PMIが強めで1.20超えまで上昇。ユーロ円も134.41近辺へ。
ユーロ円は東京市場での北朝鮮報道での下げ分を解消。

 もっとも、その後はユーロ売りの動き。週末の独選挙などにらみ
ポジション調整の動き。

【NY市場】メイ演説でポンド売り

 ドル円は112円ばさみの振幅。
ユーロドルは1.19台半ば割れまで下落する動き。
週末の独連邦議会選挙を前にしたポジション調整が続いた。
ポンド売りもユーロの重石に。

 ポンドはメイ英首相の演説で売りがでた。
首相は「EUの単一市場と関税同盟から離脱」を改めて表明
ブレグジット意識でのポンド売りに。
離脱後の詳細についての話がなく、こちらもポンド売り。
1.35台後半から1.34台へ下落。

【週末の選挙】

 23日のNZ議会選挙は与党国民党が第一党を確保。8月に野党労働党の新党首となったアーダーン旋風が吹き荒れ、世論調査で一時逆転を許していたものの、58議席と1議席減にとどまり、第一党を確保。労働党は13議席増と大躍進も45議席で第二位。第3政党であった緑の党は7議席と半減し、第4党に、第4党で会ったNZファーストが3議席減らしたものの9議席確保で第3党。ACTは1議席変わらず、マオリ党は二議席とも失い議席無しに。
 24日の独連邦議会選挙は25日午前1時に締め切られ、出口調査の結果、メルケル首相率いるCDU/CSUが第一党を確保する見込みとなった。
 もっとも議席を改選前の309議席(前回選挙時311議席)から相当大きく落とす見込みで、いまのところ217議席前後の見通しとなっている。前回選挙では議席を取れなかったFDPが69議席前後と大躍進して第4党となる見込み。主張が近いこともありCDU/CSUと連立を組みと見込まれているが、それでも過半数には届かず。
 現在大連立を組んでいる二大政党のもう一つSPDも193議席から137議席に大きく議席減。連立については、今回組まないという姿勢を示しており、今後の行方が気になるところ。第3政党は反EU反移民のAfDで、前回は議席を取れなったが今回は88議席前後の大躍進となっている。

【本日の見通し】ドル円は基本的にしっかり

 ドル円は基本的にしっかりの展開が期待される。
先週のFOMCを受けての年内利上げ期待の高まりは、
ドル円の中期的なトレンドをしっかり支えてくるとみられる。

 112円台半ばからの売りをどこまでこなせるか。

 ユーロドルでのユーロ売りの流れもドル高に寄与しそう。
独選挙結果は、メルケル首相のCDU/CSUが勝利とは言え厳しい面も
FDPとGreenとの連立を模索も、政策の違いなどもあるだけに
警戒感が広がる。
こうした政治的な不透明感は投資資金が嫌うものであり、
ユーロ売りにつながる可能性。

【本日の戦略】押し目買い

 ドル高基調が基本的に続くとみられる。
ドル円は112円台でのしっかりとした動きを期待。
112円ちょうど近くから111円台半ばにかけては買い下がりたいところ。

 デイトレも買いから。
選挙が終わって神経質なユーロドル動向に注意。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

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