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株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
きょうもNY為替市場はドル買いが優勢となっている。米10年債利回りが3%の大台に再び上昇しており、ドル買いを誘発しているようだ。ドル円も買いが続いており、一時109.40円近辺まで上昇する場面も見られている。きょうも米株式市場は売りが続いており、ダウ平均は一時200ドル超下落する場面が見られたものの、109円台はしっかりと維持されている。
ただ、ここから大きな心理的節目の110円までは抵抗も強そうだ。今月初に発表になっていた日銀短観では、2018年度の大企業・製造業の想定為替レートは109.66円となっており、ここから先は本邦勢の実需売りオーダーも出そうな気配もありそうだ。
一方、ユーロドルは売りが続いており1.21ドル台に下落している。目先は3月1日安値1.2155ドルが意識。
明日はECB理事会が予定されている。政策変更は何もないことが確実視されている。ドラギ総裁の会見が手掛かりとなりそうだが、PMIなど第1四半期の指標が弱かったことから、ECBは動向を見極めるため、量的緩和(QE)終了の時期などの言及を当初よりも先延ばしにするのではとの観測も出ている。
方向感に変化はないと思われるが、その辺のヒントがドラギ会見で出るか注目される。いずれにしろ、明日の理事会はユーロ高を誘発する可能性は低いと見られているようだ。
minkabu PRESS編集部 野沢卓美