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今週のまとめ2日19日から2月23日の週

配信日時
2018年2月24日(土)07:50:00
掲載日時
2018年2月24日(土)08:00:00

 19日からの週は、ドル買いが優勢だった。株式や債券など全般的に各市場の値動きが落ち着いてきている。VIX指数は20割れ水準で安定。通貨オプション市場の短期ボラティリティーの上昇も一服した。米FOMC議事録とECB議事録が公表され、いずれも波乱無く通過。ドル円は一時108円台手前、ユーロドルは1.22台半ばなどへとドル高が進んだ。ただ、前週のドル売りの巻き戻しに留まっており、基調といえるほどのトレンド性は見出せなかった。来週はパウエルFRB議長が半期議会証言を行う。議長就任後で始めての公式な場での意見表明とあって、注目されそうだ。


(19日)
 東京市場で、ドル円は106円台前半から半ばで底堅く推移。中国、香港が旧正月で休場、米国がプレジデントデーで休場となっており、取引参加者少なく、値動きは落ち着いている。ユーロドルは1.24台前半での推移。上値は思いものの、このあとのNY市場が休場となることから、一段のユーロ売りには慎重だった。

 ロンドン市場は、ドル買いが先行。しかし、NY市場がプレジデンツデーのため休場となることから、取引中盤には値を戻した。全般に取引は手控えられていた。ドル円は106円台半ばで上下動。高値を106.66レベルまで伸ばしたが、ドル買いは一服。ユーロドルは1.24を挟んだ上下動。序盤に1.2388レベルまで下落も、中盤には1.24台前半へ。ユーロ円は132円台前半で底堅かった。ドイツ連銀月報では、ドイツ経済の活況が示されたが、高スキル労働の逼迫が成長の阻害リスクとして指摘されていた。

 NY市場は、プレジデンツデーのため休場。

(20日)
 東京市場で、ドル円は106円台後半での揉み合い。ユーロドルは1.24台を維持できず軟調。ドル買いが優勢だった。日経平均は午前の取引で一時400円安となったが、その後は下げ幅を縮小している。アジア株は全般に堅調。ロンドン市場に向けてリスク動向は改善した。

 ロンドン市場は、ドル買いが継続。ドル円は107円をめぐる攻防戦のあと107.20近辺まで買われた。ユーロドルは軟調。1.23台後半から1.2330台まで下落。対ポンドでもユーロは軟調。ポンドは一時買いが強まった。離脱後も、EUは英国にある程度の単一市場での特権を認める柔軟姿勢を盛り込む文書を策定していると一部で報じられた。ポンドドルは一時1.40台乗せ。しかし、全般的なドル買い圧力を受けて1.39台後半へと売り戻された。予想比弱めの独ZEW景況感や英CBI製造業受注指数などには反応薄。

 NY市場では、ドル買いが一服。米株式市場は売り戻しが強まり、ダウ平均は254ドル安で取引を終了。これまでの株高とドル安の動きに巻き戻しが入る流れ。ドル円は一時107.35近辺まで買われた。ユーロドルはNY時間に入って下げ渋り。ただ、上値は引き続き重い印象も。ポンドドルは1.40台から反落。21日線で上昇を止められていた。 

(21日)
 東京市場では、ドル買いが優勢だった。ドル円は前日の北米市場で107円台を回復した後を受けて、107円台後半へと一段高となった。東京午後には日経平均が200円超高を上げ幅を拡大。しかし、金融株主導の売りで下げに転じる場面があった。ドル円も107円台後半で上昇一服に。ユーロドルは1.23台前半で小動き。豪ドル/ドルは0.79近辺から0.78台半ばへと下落。

 ロンドン市場は、円買いが優勢。ドル円は108円手前で上昇が一服、その後は107.30台まで反落した。欧州株が総じて軟調、米株先物は前日の下落からの戻りは限定的。ユーロ円は132円台後半から前半へと下落、ドル円と歩調をそろえた。ユーロドルは1.23台前半での小動き。ポンドは軟調。10-12月の英ILO失業率が予想に反して上昇したことが売りを誘った。ポンド円は149円台半ばへと下落。ポンドドルも1.39台割れ目前に。円買いとともにドル買いも優勢だった。

 NY市場では、FOMC議事録発表後にドルが買われた。議事録では「成長加速で追加利上げの可能性高まると過半数が判断」とする一方で、一部からは「インフレ目標に遅れる相当程度のリスク」が指摘されていた。また、一部からは「ドル安がインフレ目標達成を支援」との指摘も出ていた。見方が分かれるところだが、米債利回りが上昇の反応を強めたことで、ドル買いの動きが広がった。ドル円は107.30近辺で下げ止まり107円台後半まで反発。ただ、米株式市場が早期利上げを嫌って下げに転じた。ドル円は107円台半ばまで押し戻された。ユーロドルは1.23台半ばへ上昇したあと、1.23割れ水準へと下落。ポンドドルは1.40台に一時乗せたが、反転して1.39台前半へと下落した。

(22日)
 東京市場では、ドル円の頭が重い展開。前日にの上昇が107.90近辺止まりだったことで上値が重くなった。日経平均の大幅安を背景に107.15近辺まで下落。その後の戻りも107円台前半に留まった。ユーロ円は132円台前半から一時131.50付近まで下落。ユーロドルは1.22台後半で小動き。クォールズFRB副議長が、漸進的な利上げを予想、と強気な姿勢を見せたことがドル円の買い材料となったが、値幅は限定的に留まった。

 ロンドン市場は、ドル買い先行も値を戻す。前日の米FOMC議事録を受けたドル買いが先行したが、その後は押し戻されている。ドル円は107.60近辺まで買われたあとは、107.20台まで反落。ただ、東京市場からのレンジ内に留まった。ユーロドルは1.2260レベルまで下落したあとは米債利回り低下などで反発。ECB議事録発表直後に1.2308レベルをつけた。一部当局者がQEの緩和バイアスをなくすよう望んだとしている。ただ、全般的には慎重トーンを維持した。ポンドは軟調。英GDP改定値が下方改定されたことが背景。個人消費の鈍化が響いた。ポンド円は一時148円台後半に下落。

 NY市場では、ドル売りが優勢。ダウ平均が反発しており、米債利回りが低下、ドル売り圧力につながった形。前日の巻き返しの面も。ブラード・セントルイス連銀総裁は、年内4回の利上げの必要性には懐疑的とコメントしていた。そのほか、この日に伝わったFOMCメンバーの発言も慎重姿勢を堅持している。ドル円は一時106.60近辺まで下落。ユーロドルは1.23ドル台に乗せると1.2352レベルまで買われた。ポンドドルは1.39台半ばへと反発。

(23日)
 東京市場は、ドルが小高い。ドル円は107円台を一時回復するなど、ドル買い・円売りがやや優勢。ゴトウ日が週末となることから、前倒しで円売りフローが持ち込まれたとの観測があった。ユーロ円は一時131.85近辺に上昇。一方、ユーロドルは一時1.23台割れ。ただ、値幅はいずれも限定的。日経平均は前日の米株高を受けて買われ、156円高で今週の取引を終了。

 ロンドン市場は、ドルが軟調。朝方は東京市場からの流れを受けてドル高水準を広げたが、ロンドン序盤に米債利回りが低下したことでドル売りに転じている。ドル円は107.13レベルまで買われたあと、106.80近辺まで反落。ユーロドルは1.2280近辺まで一段安となったあと1.2320近辺まで反発。ユーロ圏CPI確報値やドイツGDP確報値は予想通りの結果で反応薄。欧州株は買い先行も下げに転じるなど冴えない動き。ポンドは英EU離脱関連の思惑で激しく上下動。3月2日にメイ英首相がEU離脱交渉方針の大枠を演説する予定と報じられた。

NY市場は米国債利回りが下げ幅を拡大する中、ドル円は上値の重い展開が続いており、ロンドン・フィキシングにかけて一時106.50付近まで下落した。

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