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ドル一段安もドル円は107円台に戻す 株高が加速=NY為替後半

配信日時
2018年2月15日(木)05:10:00
掲載日時
2018年2月15日(木)05:20:00

 NY時間の終盤に入ってドル円は107円台前半で推移している。きょうのNY為替市場はドル売りが強まっており、ドル円は106円台に再び下落する場面も見られた。この日の最大の注目は米消費者物価指数(CPI)だったが、コア指数が前年比1.8%と予想を上回る内容となった。発表直後はドル買いの反応も見られ、米国債利回りも上昇するなど、このところ強まっている米インフレ警戒を後押しする内容となった。

 しかし、それを受けて始まった米株式市場が、寄り付きこそ売りが先行しダウ平均は150ドル超下落して始まったものの、売り一巡後は急速に下げ渋る動きを見せ、ダウ、ナスダックともプラス圏に浮上している。

 IT・ハイテク株から買い戻しが入り、それが銀行株に広がる動きとなっており、インフレ警戒をきっかけに調整売りを強めていた株式市場においては、調整終了に向けてポジティブな兆候が出始めている期待もうかがわせる展開だ。

 ただ、為替市場は年初からの流れに戻そうとしているのか、逆にドル売りの反応を強めている。米財政赤字や金利上昇の成長への影響のほか、スタグフレーションを指摘する向きもいた。しかし、その判断はかなり時期尚早ではある。

 ドル円は106円台に再び下落し、ストップを巻き込んで一時106.70円付近まで下げ幅を拡大。ただ、円買いの流れは見られておらず、ユーロ円やポンド円はしっかりとした展開となっている。午後になって米株が上げ幅を伸ばしていることなどから、107円台に戻している。

 ユーロドルは買い戻しが加速し、1.24ドル台を回復。きょうの上げで21日線を完全に突破する動きが見られており、上値期待を再び高めている。1.24ドル台を固め、年初来高値の1.25ドル台を再度試すか注目の動きが見られている。

 一方、きょうはポンドの買い戻しが目立っており、ポンドドルは一時1.40ドル台を回復する場面も見られた。特にポンド固有の材料はなくドル安が主因だが、このところEU離脱交渉への不透明感も台頭する中、ポンドは上値が重い展開となっていたことから反動が出ているものと思われる。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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