FX外国為替情報のKlug(クルーク)
為替、海外投資でハイリターンを得るためのニュース、レポート、コラムを掲載

ドル円は底堅い動きを続ける 声明受けNZドル下落=NY為替後半

配信日時
2018年2月8日(木)05:34:00
掲載日時
2018年2月8日(木)05:44:00

 NY時間の終盤になってドル円は109円台半ばで推移している。米株が伸び悩んだことで円高の動きも見られ、109円台前半に値を落としたものの、ダウ平均もプラス圏を維持しておりドル円は底堅い展開を続けている。

 きょうのNY為替市場はドル買いが優勢となった。株式市場が落ち着きを取り戻しつつあり、ダウ平均も反発。まだ、不安定ではあるがいずれ、株式市場は調整を終了し再び上値を目指すと見ている向きは多い。そのような中、株式市場が落ち着いた後の為替市場のシナリオを想定すると、一旦ドル高と見ている向きが多いのかもしれない。

 先週の米雇用統計の発表以降、インフレ警戒が市場に強まっている。米国債も長年続いた強気相場(利回り低下)が終了したとの見方が優勢でドルにとっては追い風となる。

 今回の世界同時株安でFRBが利上げに慎重になるのではとの見方も出ているが、ダドリーNY連銀総裁は「株下落はまだ中央銀行が重視する話ではない」と述べており、その見方を否定した。

 午後になって米上院指導部が2年間の予算を超党派で合意したとのニュースが流れた。明日がつなぎ予算の期限だが、米下院では3月23日までのつなぎ予算で合意していた。マコニル米共和上院院内総務は「合意は完全ではないが、共通の土台を見つけた」と述べている。

 ドル円は109.65円付近に上昇。東京時間に円高が強まり108円台に下落する場面も見られた。前日の米株高にもかかわらず、日経平均の戻りが鈍かったことがリスク回避の雰囲気を呼び込んでいた模様。ただ、NY時間に入ると米株がプラス圏で推移したことから、ドル円も買い安心感が出ているようだ。

 一方、ユーロドルは利益確定売りが強まり1月24日以来の1.22ドル台半ばまで下落している。前日はNY時間の後半に買い戻しが強まり1.24ドル台を回復していた。しかし、1.24ドル台での戻り売りも断続的に出る中、維持できずにロング勢も一旦見切売りを出している模様。

 きょうはドイツのメルケル首相が膠着を打開し、野党第1党の社会民主党(SPD)との連立協定で合意に達したとのニュースが流れた。ただ、ユーロの反応は全くと言ってよいほどなかった。事前に予想されていたことではあったが、ユーロへのモメンタムが次第に後退している様子がうかがえる光景ではある。本日の21日線は1.23ドルちょうど付近に来ているが、その水準を下回っており、明日以降の動きが注目される。

 ポンドも戻り売りが続き、ポンドドルは一時1.3850ドル付近まで下落。明日は英中銀金融政策委員会(MPC)と四半期インフレ報告の発表、いわゆるスーパーサーズデーが予定されている。今月発表の英PMIが予想を下回る内容が相次いだことで慎重な内容になるのではとの見方がある一方で、年内の利上げを示唆したタカ派な内容との見方も出ている。

 現在は5月利上げが焦点になっており、市場は利上げ確率を半々で見ている。インフレ報告に関しては、成長見通しは上方修正してくる可能性もあるが、インフレ見通しに関しては、直近のポンド高もあり下方修正も留意される。

 なお、先ほどNZ中銀が声明を発表し、インフレ目標達成時期を延期するなどハト派色の強い声明だったことから、NZドルは売りが強まっている。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

過去記事カレンダー

2018年1月2月3月4月5月6月7月8月    
2017年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2016年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2015年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2014年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2013年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2012年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2011年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2010年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2009年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2008年 2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

メールマガジン

山岡和雅が毎日発行!
外国為替ディーラーの心の中

毎日の為替相場を、市場参加者の目を通して判り易く解説。為替ディーラーの本音は?【まぐまぐ殿堂入り】

バックナンバー

朝刊 ニューヨーク為替市場レポート
米国市場の動きを、朝一番に配信!! FX、外国為替、米国株、米国金利など、テレビやWEBサイトでは得られないニューヨーク金融市場情報のほか、アナリストの独自解説も配信します。

バックナンバー

powered byまぐまぐトップページへ