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FOMC議事録はドル買いの反応 ただ上値重い=NY為替後半

配信日時
2018年1月4日(木)05:26:00
掲載日時
2018年1月4日(木)05:36:00

 NY時間の終盤に入って為替市場はドル買いが再び優勢となっている。先ほど公表されたFOMC議事録をきっかけにドル買いの反応が見られている。議事録では「多くはインフレは緩やかに2%に向かうと予想。イールドカーブのフラット化は異例ではないと意見で一致。労働市場のひっ迫がインフレを押し上げる」などと、インフレ鈍化は特殊要因とのこれまでのFRBの見解を踏襲する内容となった。

 米国債利回りも上昇して反応しており、改めて利上げを意識した動きも出ているのかもしれない。ただ、概ねこれまでと変化はないものと思われ、このままドル買いが続くかは未知数。

 ドル円は一時112.60円付近まで上昇。ただ、その後は伸び悩む動きも見られ、上値の重さも意識される。112.50円水準を回復してきょうの取引を終えられるか注目される。

 序盤は12月のISM製造業景気指数が予想を上回ったことで、ドル円も買い戻しが見られていた。ISM指数は新規受注と生産は上昇が加速し、前回重しとなっていた入荷遅延や在庫も上昇しており、米製造業のセンチメントの強さを示す内容となった。

 今年のドル円は下値模索から始まり、前日は一時112.10円付近まで値を落としていた。112円ちょうど付近には100日線や12月15日の安値が来ており、この水準をブレイクするとダブルトップが形成されることもあってテクニカル的に意識されるポイントではあった。これまでの動きを見た限りでは、ひとまず112円割れは回避されそうな気配も出ていることから、短期筋中心にショートカバーが出たものと思われる。

 しかし、112.50円を超えると上値も重くなるようだ。ユーロドルが底堅い動きを続けていることもドル円の重しとなっている面もあるのかもしれない。

 そのユーロドルはFOMC議事録やISM指数発表後に1.20ドルちょうど付近まで下落。しかし、その付近での押し目買い意欲が強く1.20ドル台を堅持しており、ユーロの上値期待の根強さも感じられる。

 今年のユーロドルに関しては見方が分かれている。米税制改革の影響やFRBの利上げ期待を市場は過小評価していると判断している向きからは弱気な見方が示され、1.15ドルまでの下げの見通しも出ている。一方、強気な向きからは、今年のユーロ圏の成長は昨年以上の拡大が期待され、ECBは出口戦略へ向けて動きを加速させるとの見解が多い。まだ、何とも言えないところではあるが、現段階では後者の支持が強いようだ。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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