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ユーロドルが心理的節目回復 来年の3つのリスク=NY為替チェック

配信日時
2017年12月30日(土)01:43:00
掲載日時
2017年12月30日(土)01:53:00

 日本時間1時のロンドンフィキシングにかけてユーロドルは買いが強まり、心理的節目の1.20ドル台を回復した。今年9月以来。きょうは年内最終売買日になるが、年末に向けたドル売りが強まる中、今週のユーロドルは買いが続いていた。

 ユーロはG10通貨の中では今年のベストカレンシーであろう。5月の仏大統領選挙をきっかけにそれまでの下げムードを転換させ、徐々に景気回復を鮮明にする中、買戻しが強まった。9月に年初来高値の1.2090ドルをつけたあとはECBの慎重姿勢や米税制改革法案成立への期待などで上値を抑えられたものの、きょうの動きを見た限りにおいては上昇トレンドは維持されている。

 ユーロに関しては来年も期待感が強いようだ。長期スパンで見ると、月足チャートはW底をしっかりと示現しており、来年はこのまま上昇軌道を保てるか注目される。

 目先のリスクとしては3点挙げたい。一つは政治リスクであろう。前日はイタリア大統領が議会解散を宣言し、3月初めにも総選挙の運びとなった。いまのところ市場は静観しており今年初めほど政治リスクへの意識が高まっていない。ドイツの連立政権樹立やカタルーニャ州議会と伴にリスクは意識すべきではあるが、いまのところは情勢を見極めといった雰囲気だ。

 更に中国経済も挙げられよう。今年の景気回復は対中貿易の拡大が寄与した面も大きい。ただ、中国政府は来年の景気減速を示唆しており、リスクは意識しておく必要がありそうだ。

 またECBだが、1月から資産購入額を月300億ユーロに縮小し、9月まで継続することを宣言している。9月で量的緩和拡大が終了するか、年内一杯まで継続するか、更に利上げ期待が高まるか注目されるところではある。足元のインフレはエネルギー・食品を除いたコア指数ベースで1%前後で推移している。

 いずれにしろ、ユーロへの期待感は来年も高いようだ。

EUR/USD 1.2015 EUR/JPY 135.38 EUR/GBP 0.8887

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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