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今週のまとめ11月20日から11月24日の週

配信日時
2017年11月25日(土)08:00:00
掲載日時
2017年11月25日(土)08:10:00

 20日からの週は、ドル売りが継続。週後半の感謝祭休日を控えて、調整的なドル売り圧力が加わったほか、FOMC議事録で低インフレ状態が長引く懸念が指摘されたことなどが背景。ドル円は111円台前半、ユーロドルは1.19台前半にドル安が進んだ。週初はドイツ連立政権交渉が失敗との報道があったが、次第に各党がメルケル政権への協力を模索する動きとなっており、ユーロ売りの反応は一時的に留まっていた。特に9月の総選挙まで連立を組んでいたSPDが連立に前向きな姿勢を示したことで、一気に情勢が変わる可能性が強まり、週末にかけてユーロ買いが加速した。また、週後半の一連のドイツやユーロ圏の経済指標はいずれも好調だった。ポンドに関しては英財務相が今後5カ年の成長見通しを引き下げており、ポンド高にブレーキをかけていた。ただ、英EU離脱交渉の行方が引き続き注目されている。週末にかけての交渉で進展がみられれば、来週はポンド買いが期待されている。


(20日)
東京市場は、ユーロ売りが強まった。ドイツの連立政権協議からFDPが離脱すると公表、連立協議が失敗したことが背景。朝方にユーロドルは1.18台手前から一気に1.1720近辺へ急落。ドル円は112円ばさみで小動き。ドイツのニュースに関しては、ユーロ円の売りにいったん値を落とすも、111円台では買いが入り、112円台を回復。

 ロンドン市場では、ユーロは反発した。東京朝方には独連立政権交渉からFDPが離脱するとの報道でユーロ売りが進んだ。しかし、ロンドン勢は一段のユーロ売りの動きを見せていない。一部報道では、FDPがメルケル首相の少数政権を支える、とした。欧州株は買われている。ユーロドルは1.18台に乗せ、ユーロ円は131円台半ばから132円台半ばへと上昇。ポンドも連れ高。ハモンド英財務相が来月のEU首相会議までに支払い金について提案する方針である、との報道も影響。ドル円は112円台前半での揉み合い。

 NY市場では、ドル買い・円売りが優勢。ドル円は112.70近辺まで上昇。米株が上昇、米債利回りも上昇しており、ドル円の下支えとなった。クロス円も堅調。ポンド円は149円台を回復。ユーロドルは再び1.17台前半へと押し下げられた。1.18付近ではオプション関連の防戦売りの観測があった。ドイツ連立政権をめぐる不透明感は根強いとの見方も。

(21日)
 東京市場は、小動き。ドル円は112円台後半で19銭のレンジ取引。その他通貨も基本的に小動き。前日大きく振幅を見せたユーロドルは1.17台前半で15ポイントの小動き。様子見ムードが広がる展開。リスク警戒ムードが残っており、豪ドルやNZドルは上値が重め。

 ロンドン市場では、各通貨が神経質に上下動。感謝祭前の薄商いで方向性はみえずらい。豪ドルは、豪中銀総裁が次の行動は利上げになろうと発言したことで買いに転じ、東京午前の下げを消した。ユーロドルは1.17台前半、ポンドドルは1.32台で上下動。ドル円は112円台半ばでの揉み合い。独連立政権関連の動きはみられず。英金融当局者は議会証言で、インフレ警戒も、利上げは緩やかにとした。

 NY市場は、方向感なく上下動。米株が最高値を更新、米中古住宅販売が好調と材料はあったものの為替相場の反応は鈍い。むしろ、フロー主導で突然の動きを見せる場面もあった。ドル円は112円台前半、ユーロドルは1.17台前半、ポンドドルは1.32台での振幅。あすの米FOMC議事録発表や週後半の感謝祭を控えて積極的な取引は手控えられた。

(22日)
 東京市場は、ややドル売りが優勢。イエレンFRB議長が、低インフレが継続することへの警戒感を示したことが背景。ドル円は112円台半ばから112.16近辺へと軟化。東京早朝にかけて買われたNZドル/ドルは0.68台前半に落ち着いた。ユーロドルなどその他通貨は小動き。

 ロンドン市場では、ドル売りが継続。東京朝方のイエレン議長発言に加えて感謝祭前の調整の動きもあったもよう。ドル円は一時111.95近辺まで下押し。ユーロドルは1.17台で序盤に買われたあとは売り戻された。ユーロ円は131円台後半での揉み合い。一方、ポンドは軟調。英財務相が秋季財政報告で、今後の成長見通しを引き下げたことが背景。

 NY市場は、FOMC議事録を受けてドル売りが加速。ドル円は111円台前半まで下落。ユーロドルは1.18台に乗せた。10月の米耐久財受注が予想を下回ったことに続いて、FOMC議事録で、12月利上げは示唆されたものの、今後はインフレ目標を下回る状況が予想以上に長引く可能性が指摘された。ポンドドルは成長見通し引き下げを受けた下落を消した。

(23日)
 東京市場は、勤労感謝の日の祝日のため休場。

 ロンドン市場は、ドルがジリ安。米感謝祭のためNY市場は休場となる。値幅は限定的だが、前日からのドル売り圧力は継続した。ドル円は111円台前半での取引。ユーロドルは1.1856近辺まで上昇。豪ドルなど資源国通貨も堅調。一方、ポンドは売りが先行した。24日のEU離脱交渉について悲観的なムードが支配的。

 NY市場は、感謝祭の祝日のため休場。

(24日)
 東京市場で、ドル円は111円台半ばでしっかり。前日の下落の反動がみられた。ただ、米税制改革の行方や米金融政策見通しが不透明であることが引き続きドルの重し。調整の域をでない動きだったもよう。ユーロ円は132.19円付近、ポンド円は148.26円付近、豪ドル円は85.02円付近まで強含んだ。米国はブラックフライデーのため株式や債券市場が短縮取引となる。市場は前日と同様に取引手控えムード。

 ロンドン市場は、欧州通貨が堅調。ユーロは独連立政権交渉でSPDから話し合いに前向きな姿勢が見られたことや、独Ifo景況感指数が2ケ月連続で最高水準を記録したことなどが好材料。ユーロドルは1.18台後半、ユーロ円は132円台前半に高値を伸ばした。ポンドも堅調。英政策委員が今後3年間で2回の利上げの可能性と発言した。きょうのEU離脱交渉前にメイ英首相が双方の前進が必要と述べた。ドル円は序盤に111.56レベルまで高値を伸ばしたあと値動きが一服。

 NY市場では、ユーロ買いの動きが加速した。株式市場などが短縮取引となるなど、感謝祭の翌日ということで、取引量自体は低調となったが、ロンドン市場から続く欧州通貨買いの流れが加速。ユーロドルは1.19台に乗せて動きが加速した。ポンドドルもつれ高となっている。ユーロ円などクロス円の買いにもつながったことで、ドル円もしっかりで111.62までとこの日の高値を更新した。

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