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FOMC議事録はまちまちもドル売りの展開が続く=NY為替後半

配信日時
2017年10月12日(木)04:32:00
掲載日時
2017年10月12日(木)04:42:00

 NY時間の終盤に入ってドル売り優勢の展開が続いている。午後になってFOMC議事録が公表され、ドル売りの反応も見られるものの、さほど強い反応はない。「大半のメンバーは年内の利上げが正当化されると判断」との一方で、「大半のメンバーは低インフレは一時的な要因のみではない」と懸念している。この二つが相殺し、まちまちな反応となっているようだ。

 ほぼ予想の範囲内のようにも思われるが、期待ほどタカ派色が強くなかったとの見方もあり、ドル売りの反応も見られている程度。

 ただ、ドルは米国債利回りの下げと伴に上値の重い展開が続いている。米経済は堅調さを示しており、12月FOMCでの利上げ期待は高い。しかし、北朝鮮問題に加え、ここにきてトランプ大統領が税制改革を成立させることができるのか懐疑的な見方が台頭しており、ドルの圧迫要因に繋がっている。

 ドル円も前日に引続き下値模索が続いており、112円割れを試す場面も見られていた。しかし、前日同様に112円付近では押し目買い意欲も強く112円台は維持されている。本日112.15付近に来ている21日線はサポートされている状況。112.00付近にはオプション絡みの買いや、111.85付近に来ている200日線を意識した買いも出ている模様。112円台が堅持されたことで一旦、短期筋がショートカバーを入れているようだ。

一方、ユーロは買い戻しが続いている。カタルーニャ自治州のプッチダモン首相は独立宣言の書面には署名したものの凍結を表明し、スペイン政府との協議を提案している。国際的にも支持が少ない中、落とし所を探っているとの見方も出ているようだ。一方でこのような動きにスペイン政府は強気な姿勢を見せており、ラホイ首相は「独立宣言をしたかどうかを確認する」とし、独立宣言なら憲法155条に基づきカタルーニャ州の自治権停止を検討すると警告している。

 不透明感は依然として払拭できないものの、スペイン株は大幅に上昇するなど市場はいまのところ楽観的だ。最終的にはプッチダモン首相が妥協すると見ているようだ。

 ユーロドルは1.1835付近に来ている21日線を上回ってきている。なかには、現行の1.1850水準を完全回復できれば、10月26日のECB理事会に向けて、再び1.20を目指すとの指摘も出ているが、現在は1.1865付近まで上昇しており期待感を高めているようだ。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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