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激しく上下動も、水準に変化はない=NY為替前半

配信日時
2017年9月15日(金)01:18:00
掲載日時
2017年9月15日(金)01:28:00

 きょうのNY為替市場、朝方は激しく上下動したものの水準に変化はない。ドル円は110.70近辺、ユーロドルは1.18台後半で推移している。この日発表になった米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで、米国債利回りと伴にドルは買いが強まった。

 ここ数ヵ月ドルは、CPIに落とされることが多かったことから、今回の予想を上回る結果は心強かったようだ。CMEがFF金利先物取引から算出しているFEDウォッチでの12月FOMCでの利上げ確率も50%近くまで戻している。

 ただ、米CPI発表に伴うドル買いの反応は一時的で、直ぐに押し戻されている。ハリケーンの懸念が後退し、ここ数日ドルの買い戻しが強まっていたことから、一旦利益確定売りを出しやすいタイミングだったのかもしれない。また、北朝鮮がミサイル発射の兆候を見せているとの報道が日本の政府筋の情報として流れており、北朝鮮リスクを意識した面もあったようだ。

 結局、激しく上下動したものの水準に変化は出ていない。

 ドル円は米CPI発表直後に111円台に上昇する場面も見られたが、その後は急速に戻り売りに押され、110円台前半まで下落している。結局、現在は110.70付近で落ち着いている状況。

 111円台前半には100日線が控えており、目先の上値メドとして意識される。ただ、北朝鮮のミサイル発射への警戒感が強まっていることや、明日は米小売売上高の発表も控えており、底堅さは見られてきたのの上値には慎重さもうかがえる。

 一方、ユーロドルは1.18台での推移が続いている。米CPI発表直後には1.1840近辺まで下落したが、その後は急速に買戻しが入り1.19台に上昇する場面も見られた。ただ、1.19台の上値が重くなってきているようで伸び悩む動きも見られる。本日の21日線は1.1890付近に来ており、再びその水準を下回ってきており、下値警戒感も次第に強まっている。

 ポンドの上値追いが続いている。この日の英中銀金融政策委員会(MPC)では予想通りに7対2の据え置きとなったが、声明で向こう数ヵ月での利上げの可能性を示唆した。予想以上にインフレに敏感になっているようだ。カーニー総裁も会見で同様の見解を述べている。ポンドドルは2016年9月以来の1.34台に一時上昇し、ポンド円も148円台まで上昇。

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美

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