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購買力平価からすれば、ユーロドルはまだ割安との指摘も=NY為替

配信日時
2017年9月9日(土)01:19:00
掲載日時
2017年9月9日(土)01:29:00

 ドル安が一服していることもあり、ユーロドルは戻り売りに押され、1.20台前半まで値を落とす場面も見られた。ただ、1.20台はしっかりと維持されており、現在は1.2040近辺で推移している。対ドルでは堅調なユーロだが、対ポンドや円では軟調に推移しており以前ほどの強さまではない。

 前日のECB理事会後のドラギ総裁の会見では次回10月の理事会での出口戦略の具体策発表を示唆したことでユーロは買いに弾みがついている。一部ではECBは12月まで具体的な計画を決めないとの観測報道も流れていたことから、10月発表の可能性に言及したことはユーロにとってはポジティブ・サプライズとなった模様。

 ただ、ドラギ総裁はユーロ高について、「最近のユーロのボラティリティの高まりは不確実性の源泉。将来の政策決定には為替も考慮する必要がある」と述べるなど、ユーロ高への警戒感を予想以上に強調していたものと思われる。来年から開始する出口戦略は予想以上に緩やかなものになるのではとの見方も出ている。対クロスでの下げはその辺の影響が出ているのかもしれない。

 とはいえ、きょうのユーロドルは一時1.2090近辺まで上昇するなど上値追いが続いており、年末までに1.25との声も出てきているが、同時に過熱感を指摘する向きも少なくはない状況ではある。

 その一方で購買力平価からすれば、ユーロドルはまだ割安との指摘も出ている。OECDが算出している購買力平価からすると、ユーロはドルに対して11%程度割安で推移しているという。もっとも、購買力平価と実際の為替レートの関係については賛否両論が数多くあるのも事実ではあるが。

EUR/USD 1.2036 EUR/JPY 129.71 EUR/GBP 0.9116

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美

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