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【これからの見通し】ドル売り圧力継続か、値動き主導に米政治リスクも

配信日時
2017年5月17日(水)15:45:00
掲載日時
2017年5月17日(水)15:55:00

【これからの見通し】ドル売り圧力継続か、値動き主導に米政治リスクも

 昨日の海外市場ではユーロドルが明確に1.10台乗せとなるとその後は買いが継続。きょうの東京昼に時間帯にかけては高値を1.1117近辺まで広げた。昨年11月以来、半年ぶりのドル安・ユーロ高水準となった。動きの直接の発端はオプション関連の取引などによるショートカバーの動きだったようだ。これに、最近のユーロ圏経済回復や6月ECB理事会での出口戦略示唆への思惑などが重なった格好だった。

 ドル円はユーロドルにやや遅れて下方向に動意をみせていた。113円台を割り込むときょうの東京市場では112.35レベルまで下値を広げている。5月5日以来の112円台前半での取引になっている。米債利回りの低下が影響したようだ。その背景には、トランプ政権への不透明感の再燃があろう。解任されたコミー前FBI長官がトランプ氏から圧力をかけられていたとのメモが報じられている。ややスキャンダラスな報道とあって、今後のトランプ政権の政策運営にも支障をきたすのでは、との懸念が広がっている。

 このあとの海外市場ではユーロドルやドル円相場の動きが引き続き注目される。ユーロにとっては、ユーロ圏消費者物価指数・確報値(4月)の伸びが加速するかどうかがポイント。前年比は+1.9%と中銀目標に接近することが想定されている。米国ではMBA住宅ローン申請指数(12日までの週)やシスコシステムズの決算発表(取引終了後)が予定されている程度で、主要な経済統計発表予定はみられない。また、原油市況は時間外取引で上昇一服となっており、NY時間の発表される米週間原油在庫統計の結果待ちとなっている。ドル円相場にとっては、米政治リスクが増幅されるようだと、株安や米債利回り低下が圧迫材料となろう。一目均衡表の雲上限がある112円台前半から21日移動平均線がある112円ちょうど近辺にかけてが、水準的なポイントとなりそうだ。

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明

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