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資源国通貨に追い風か?OPEC非公式会合で「減産」合意に期待

配信日時
2016年9月24日(土)17:00:00
掲載日時
2016年9月24日(土)17:10:00

 OPEC(石油輸出国機構)は28日、アルジェリアで非公式会合を開催します。
 市場の注目は同会合での減産協議の行方です。
 供給過剰懸念が長く続く原油生産ですが、OPEC加盟国の足並みがそろわず、思い切った策をなかなか取れない状況が続いています。

 そもそもは米国でシェールオイル生産がブームとなったことを警戒し2014年11月のOPEC総会でサウジアラビアが減産に反対したことで供給過剰への警戒感が浮上。
 その後の価格低下を懸念して、加盟国の中には減産を主張する動きが見られましたが、当初はサウジアラビアの反対が強く合意に至りませんでした。
 今年に入って一時12年ぶりの安値を付ける事態に陥って、サウジやOPEC非加盟のロシアなどが増産凍結の暫定合意に至りましたが、今年に入って経済制裁が解除されたイランが制裁前の生産水準の回復を狙って、増産凍結などに反対。なかなか供給過剰懸念が止まらない状況が続いています。

 ここにきてロシアの産油量が過去最高水準に達するなど、価格低下分を量で補うような状況が続き、先行きの不透明感があるだけに、今回の会合での減産合意への期待感が強くなっています。
 対立していたイランとサウジアラビアに関係改善が見込まれる中、OPEC未加盟のロシアが会合に参加する意向を示すなど、
合意に向けたお膳立てはできてきています。

 今回の会合で合意に至ると、資源国通貨はかなり大きな追い風となります。

 影響としては、まず先進国唯一の純産油国(輸出>輸入)であるカナダの買い。
 昨年生産量で世界第4位、確認埋蔵量で世界第3位という石油大国であるカナダにとって、OPECの減産合意による価格の上昇期待は大きな追い風です。
 続いては豪ドルの買い。豪州では原油は輸入のほうが輸出よりも多いですが、同じくエネルギー関連商品である石炭の輸出が、国全体の輸出シェアの第2位を占めています。天然ガスの輸出もかなり活発で、両商品とも原油価格の影響を強く受ける分、豪ドルも買いの材料となります。
 エネルギー関連商品の算出はあまりありませんがNZドルなども豪ドルにつれ高になる可能性があります。
 新興国通貨では豪州同様石炭輸出のある 南アランドなどにも買いが入りそうです。

 ただ、期待感が強い分、ダメだった時の反動も怖いです。
 資源国通貨動向にかなり注意が必要な週となります。

みんかぶ「KlugFX」山岡和雅

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