「海外FXの出金方法で一番格安な方法はどれですか?」
「どうやって出金すれば良いですか?」
・・・
man
海外FXで利益を出せたら、次に行うのが「出金」という手続きです。海外FX業者は、日本のFX業者とは違って、出金方法が限られてしまいます。今回は、海外FX業者の出金方法について解説します。
目次
海外FXの出金方法の種類
まず、国内のFX業者の出金方法を説明すると、多くの国内FX業者は
- 国内銀行への出金
だけの選択肢になります。
DMM FXの場合
出金手数料:無料
出金スピード:翌営業日(15時以降は、2営業日後)
2,000円未満の金額はできない
というシンプルな出金方法となっています。
しかし、海外FX業者の出金方法には
- 海外銀行からの海外送金による出金
- 国内銀行からの振込による出金
- クレジットカードによる出金
- 国際決済サービス(オンラインウォレット)による出金
という4つの選択肢があるのです。
だからこそ、混乱しやすいのですが、海外FX業者には、金融庁の圧力も強く、容易に日本国内の銀行との取引ができないのです。そのため、手を変え品を変え、出金方法を確保しているため、いろいろなバリエーションが用意されているということになります。
一つずつ、海外FXの出金方法について解説します。
海外銀行からの海外送金による出金
海外銀行からの海外送金による出金とは
を言います。「電信送金」や英語では「International Wire Transfer」と表示されます。
海外銀行からの海外送金による出金の特徴
ほとんどの海外FX業者は、「海外銀行からの海外送金による出金」に対応しているので、いつでも利用できる出金方法と言えます。
海外銀行からの海外送金による出金の手数料
海外送金をする場合には
- 送金する銀行の手数料
- 中継する銀行の手数料
- 受取をする銀行の手数料
- 為替手数料
の4つの手数料が発生します。
しかし、実際には
- 送金する銀行の手数料 → 海外FX業者が負担するケースが多い
- 中継する銀行の手数料 → 中継銀行が不要なケースが多い
- 受取をする銀行の手数料 → 利用者負担
- 為替手数料 → 円口座からの出金であれば発生しない
ため、基本的には
- 受取をする銀行(日本国内の銀行)の手数料 → 利用者負担
だけが発生するのです。
どのくらいの金額になるかというと・・・
1回:3,000円~5,000円程度の費用が発生します。
例:三菱UFJ銀行の場合
4,000円の手数料
(被仕向送金取扱手数料:1,500円、リフライングチャージ:2,500円)
が発生します。
海外銀行からの海外送金による出金のメリット
- どの海外FX業者でも利用できる
- いつでも利用することができる
海外銀行からの海外送金による出金のデメリット
- 出金手数料が高い
- 着金まで3営業日~5営業日を要する
海外銀行からの海外送金による出金の利用できる海外FX業者の例
国内銀行からの振込による出金
国内銀行からの振込による出金とは
国内銀行からの振込による出金の特徴
- 1営業日で出金が完了する
- 振込手数料のみが発生する(一部無料)
というメリットがある反面、以前はよく利用されていた「国内銀行からの振込による出金」も、現在は金融庁の取り締まりが厳しくなったため、ほとんど利用できる海外FX業者は、なくなってしまいました。
man
と、金融庁から金融機関へのお達しが来ているため、海外送金での受け取りはできても、国内の事業者を介した送金ができなくなっているのです。
国内銀行からの振込による出金のメリット
- 手数料が振込手数料なので格安(もしくは無料)
- 最短当日の出金が可能
国内銀行からの振込による出金のデメリット
- 利用できる海外FX業者がほとんどない
国内銀行からの振込による出金の利用できる海外FX業者の例
クレジットカードによる出金
クレジットカードによる出金とは
を言います。
クレジットカードによる出金の特徴
基本的に、クレジットカードというのは「支払」にのみ利用できる決済用カードであって、「出金」「口座管理」ができるキャッシュカードとは違うものです。そのため、「クレジットカードで出金」と言われても、ピンとこない方も多いと思いますが、正確には「クレジットカードによる入金(決済)のキャンセル処理」を意味しています。
クレジットカードで入金した金額がキャンセル処理によって、戻ってくるので「出金」と同じことになります。
ただし、「入金のキャンセル処理」ですから、入金した金額以上の出金はできません。
例.AXIORY
20,000JPY以上のご入金には手数料は掛かりません。
20,000JPY以下のご入金には一律1,500JPYの手数料が掛かります。
(カードでのご出金は、カードでのご入金額総額を上限としてご出金頂けます)
と、
カードでのご出金は、カードでのご入金額総額を上限として
と記載されています。これは、どの海外FX業者でも同じです。
また、注意しなければならないのは
- クレジットカードで入金した金額 → クレジットカードで出金
という方法しか選べないのです。
- クレジットカードで入金した金額 → クレジットカードで出金
- 儲けた利益 → どの出金も選べる
という形になります。
クレジットカードによる出金のメリット
- 出金手数料なし
クレジットカードによる出金のデメリット
- 出金までに3日から2週間ほどかかる
- クレジットカードで入金した金額しか出金できない
クレジットカードによる出金の利用できる海外FX業者の例
国際決済サービス(オンラインウォレット)による出金
国際決済サービス(オンラインウォレット)による出金とは
を言います。
国際決済サービス(オンラインウォレット)による出金の特徴
手数料が格安で、メールアドレスだけで送金ができる利便性が売りの出金方法です。
24時間365日、即時反映
されるスピードと
ものによっては、デビットカード(プリペイドカード)を発行できるので
コンビニATMで海外FX業者から出金した金額が引き出せる
メリットがあります。
例:STICPAY
STICPAYカードを発行すれば、セブン銀行ATMなどで直接STICPAY口座の金額を引き出すことができます。
このような国際決済サービス(オンラインウォレット)には
- bitwallet
- STICPAY
- NETELLER
- SKRILL
・・・
などがありますが、国内銀行送金と同じで
金融庁の圧力によって、撤退を余儀なくされる国際決済サービス(オンラインウォレット)も少なくありません。
- NETELLER
- SKRILL
などは、日本人の海外FXやバイナリーオプション、オンラインカジノからの出金を停止しています。
国際決済サービス(オンラインウォレット)による出金のメリット
- 出金手数料が格安
- 24時間365日利用できる
- 即時反映
- プリペイドカードで日本のコンビニATMで引き出しが可能
国際決済サービス(オンラインウォレット)による出金のデメリット
- 金融庁の圧力によって、利用できなくなる可能性がある
国際決済サービス(オンラインウォレット)による出金の利用できる海外FX業者の例
一番おすすめの海外FXの出金方法
一番おすすめの海外FXの出金方法は
10万円以下の少額投資の場合
- クレジットカードの入金 → 入金額までのクレジットカード出金
- 利益分 → 国際決済サービス(オンラインウォレット)による出金
10万円超の投資の場合
- 海外銀行からの海外送金による出金
です。
10万円以下の少額投資の場合
投資金額、出金金額が小さい場合は、やはり「手数料を抑えること」を意識する必要があります。
- クレジットカードへの出金:手数料無料
の海外FX業者が多いので、入金額まではコスト負担なしで出金できるのです。
利益分は、国際決済サービス(オンラインウォレット)による出金が格安で出金できる方法になります。
とくにbitwalletの場合
824円
の手数料出金できます。
海外FX業者の口座からbitwalletへの送金手数料は、無料(海外FX業者負担)ですので、1,000円を切る費用負担で出金ができるのです。
これが
海外FXで一番手数料を抑えて、出金する方法
なのです。
10万円を超える投資をする方の場合は、
出金手数料を抑えようとすれば、前述した方法が望ましいのですが・・・
- bitwalletが使えない海外FX業者も多い
- bitwalletも、将来的に金融庁の圧力で利用できなくなる可能性がある
ことを考えると
のです。
なぜなら、ある程度の規模間で投資をする方にとっては
1回:4,000円程度のコスト負担は、大きなものではありません。
それよりも
の方が何倍も重要なのです。
だとすれば、出金方法の違いで海外FX業者を選ぶと、機会損失につながってしまうため、出金方法にはこだわらずに海外FX業者を選ぶべきなのです。
海外FXの出金・資金管理の注意点
注意点その1.投資に不要な大金を海外FX口座に残しておかない
海外FX業者の出金方法は、かなり変動します。
これは金融庁の圧力が、海外の銀行や決済サービスにもかかってくるため
- 急に利用していた国際決済サービス(オンラインウォレット)が利用できなくなった。
- 急に日本人向けのサービス提供を辞めてしまった。
ということが、往々にして起こりうるのです。
このようなことは、往々にして起こるため、投資に必要な資金を海外FX口座に寝かしておくと、いざという時に迅速に出金ができない可能性が出てきてしまいます。
投資資金の管理は、信頼できる口座に置いておいて、出し入れしながら、投資に必要な金額のみ海外FX業者の口座に置いておくことをおすすめします。
注意点その2.出金のコスト負担を意識しすぎない
ということですから、数千円の違いでオタオタするレベルでは、到底「大きな収益」は期待できないのです。
コスト負担は小さい方が良いのは、間違えありませんが、海外送金の出金手数料4,000円ぐらいは気にならないレベルで稼がないと意味がないのです。
出金手数料は、都度発生するコストですが、スプレッド、取引手数料、約定力は、直接的にトレードに影響するコストです。
- スプレッド、取引手数料の安さ
- 約定力の高さ
の方が、出金手数料よりも、何倍も重要な海外FX業者選びの指標であることを意識する必要があります。
注意点その3.基本的には「円口座」でトレードする
大口の投資家、米ドルでの口座を持っている方でなければ、「円口座」を利用できる海外FX業者を使いましょう。
出金手数料よりも、重いのは「為替手数料」です。
いちいち
- 米ドル → 日本円
- ユーロ → 日本円
に両替していたら
為替手数料(0.5%~1.0%)
が毎回発生しています。この金額の方が何倍も、大きな手数料負担になってしまいます。
まとめ
海外FX業者の出金方法には
- 海外銀行からの海外送金による出金
- 国内銀行からの振込による出金
- クレジットカードによる出金
- 国際決済サービス(オンラインウォレット)による出金
という4つの選択肢があります。
どの出金方法にも、メリットデメリットがありますが
一番お得に海外FXの出金をするには
10万円以下の少額投資の場合
- クレジットカードの入金 → 入金額までのクレジットカード出金
- 利益分 → 国際決済サービス(オンラインウォレット)による出金
10万円超の投資の場合
- 海外銀行からの海外送金による出金
という方法をおすすめします。
teacher