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〜日本の資産運用は遅れている??〜 「昔の常識は今の非常識!資産運用の新しいカタチを考える」

積み立て投資とドルコスト平均法で資産形成〜単なるドルコストでは意味がない〜


 投資を始めるにあたって、「ドルコスト平均法」がファイナンシャルプランナーや金融機関などからよく勧められています。ドルコスト平均法は株式や為替、投資信託などを、定期的に一定金額を購入することにより平均購入単価を下げることを目的にした投資方法です。ドルコスト平均法では株価が高いときには少なく、逆に株価が安いときには多くの株数を購入するので、平均購入株価が下がる有利な投資方法であると一般的にいわれています。毎月一定の金額でルール通りに買うので、気楽に投資を継続したすいのも長所だといわれています。巷でいわれているようにドルコスト平均法が絶対有利で確実な投資方法なのか、詳しくみていきたいと思います。


■ドルコスト平均法のメリット

 ドルコスト平均法は一定間隔で定額で同じ商品を買い付ける投資法です。例えば毎月1日に3万円づつ購入するというようなルールで、株式などを購入し続けます。株価が3000円の月は10株購入できます。株価が300円の月は100株購入できます。毎月買い続けることにより、安いときは沢山買い、高いときは少しだけ買い平均購入株価を下げることがメリットとなります。

 またドルコスト平均法の別のメリットとしては、ルールにもとづいて機械的に購入するので自分で逐一相場を分析したり判断する必要がないことです。もちろん安いときに買い、高くなったら売れば最も効率よく投資へのリターンも見込めますが、人間には欲や焦りといった弱点もありますから、売買の判断が狂ってしまい大きく損失をだすこともあるのです。自分で「相場判断」を行わずに機械的に投資を行いたい人には、ドルコスト平均法は有利といえます。将来どう値が動くかわからない金融商品のリスクに対し、欲や恐れに打ち勝つ手法ともいえます。


■ポイントは「はじめ時」と「やめ時」

 先に述べたようにドルコスト平均法のメリットは平均購入株価を下げることと、機械的に投資できることだといえますが、しかしどのような場合においても必ず有利な投資法というわけではありません。価格が右肩上がりに値動きする場合では当然利益をだせますが、右肩下がりの値動きの中ではやはり損失を出してしまいます。価格が高くても安くても平均化するのだから、いつ始めてもかまいませんよという人もいますがそれは正しくありません。投資の鉄則は「安い時に買って高い時に売ること」ですから、これはドルコスト平均法の投資にも当てはまります。株式市場が全体的に高い水準にある時よりも、低迷しているタイミングを見て積み立てを始める方が賢明といえます。

 そして最も重要なのが「やめ時」です。ドルコスト平均法ではよく、20年や30年といったスパンで長期投資し、その結果終盤で複利投資による大きな効果が得られることを説明されると思います。ここで毎月6万円を30年間投資した場合の結果についてみてみましょう。

○30年間5%複利

元本 21,600,000円
利息 28,627,769円
合計 50,227,769円

○最初の15年間15%複利で後半の15年間マイナス5%複利

元本 21,600,000円
利息 3,695,573円
合計 25,295,573円

 同じ金額を同じ期間投資しても運用結果は倍ほどの開きがあります。確実に30年間複利で増え続けるという確実性は低いにも関わらず、ただ長期投資を続けていれば大丈夫というのは間違っています。ドルコスト平均法では相場が上昇したとき、ある程度の成績をだした段階でやめる「やめ時」が非常に大事です。

■中盤以降のハイリスク・ハイリターン化を知る

 平均化されることで安全だということで始めたドルコスト平均法ですが、実は運用中盤以降から後半は「ハイリスク・ハイリターン」投資に変わります。毎月6万円を積み立てるとして、1年目に20%下落した場合と20年目に下落した場合それぞれ損失が14.4万円と288万円となってしまいます。後半の損失は4年分の積み立て額に相当します。その後再び20%上昇したとしても損失分はカバーされません。複利効果の出てくる後半に株価などが急落し、大きな損失がでてしまうことになることを踏まえ、この場合も前項で説明したようにやめ時がポイントになってきます。


■銘柄を分散する

 少額投資であれ、毎月積み立てであれどこを投資対象にするのか考えることは大切なことです。ドルコスト平均法でも、銘柄を分散することがリスク分散につながります。資産分散をするとパフォーマンスの良い資産クラスと悪い資産クラスの双方の値動きが相殺されます。現在はETFのように、日本国内はもとより、新興国株式や先進国株式、債券、REITといったあらゆる対象に分散投資できる便利な商品も販売されていますから、上手に活用してリスク分散をはかっていくようにしましょう。


■タイミングを見極めたドルコスト平均法を!!

 ドルコスト平均法はあくまで投資の一手法です。どの手法を用いるにしろ、リスクをなるべく避けていく上で大事なのは機を見ることと長期的な視野をもつことでしょう。世界的に有名な投資家であるウォーレン・バフェット氏も「ゆっくりとお金持ちになるのはかなり簡単です。しかし、すぐにお金持ちになるのは簡単なことではありません。」と語っています。ドルコスト平均法であってもタイミングを見ながら始め、そして本日何度もお伝えしたように「やめ時」を見極めて投資していくようにしましょう。

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松木 秀明(とみた かずまさ)

冨田 和成(とみた かずまさ)

株式会社ZUU 代表取締役社長兼CEO
大学在学中にソーシャルマーケティングにて起業。2006年に一橋大学を卒業後、野村證券株式会社に入社。支店営業にて同年代のトップセールスや会社史上最年少記録を樹立し、最年少で本社の超富裕層向けプライベートバンク部門に異動。シンガポールへの駐在、欧米亜のビジネススクールで資産運用・管理や商品の組成を学ぶ。その後、タイへの駐在を経て、本店ウェルスマネジメント部で金融資産10億円以上の企業オーナー等への事業承継や資産運用・管理などのコンサルティングを担当。野村證券を退職後、㈱ZUUを設立。エグゼクティブ層向けに金融ポータルメディアZUU onlineや資産アドバイザー向け情報サイトZUU Advisors-Support-を運営している。
参考:ZUU online:http://zuuonline.com/

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