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ダックビル為替研究所

【直前チェック】過剰な期待には要注意<米FOMC>

今晩日本時間15日午前4時に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表が予定されている。
政策金利(FF金利翌日物誘導目標)の0.25%引き上げは完全に織り込み済み。
金利市場はほぼ100%の利上げを前提に動いている。
(やらなかったら阿鼻叫喚となるが、可能性はまずない)

注目はドットチャートなどで示される今後の見通し(Projection Material)と
午前4時半からのイエレン議長会見。

年8回開かれるFOMCのうち半分で示されるProjection Materialでは
GDP成長率、失業率、PCEデフレータ、PCEコアデフレータおよび政策金利の
見通しが年末時点及び長期(9月の例でいうと 16年末、17年末、18年末、19年末(9月から登場)、長期)の
中央値、主なレンジ、すべてのレンジという形で示される。
また政策金利見通しに関してのみ
各タームでどの水準に何人の予想があったのか
チャート上にドットを打つ形で示される(なのでドットチャート)。

前回9月分では今回及び来年二回の3回の利上げで
2017年末には1.00-1.25%になっているという予想が7名と最も多い意見であった。
レンジは0.50-0.75%(要は今回の利上げのみで、来年は利上げ見送り)が最も低く、
2.00-2.25%が最も高い予想。
結構ばらけていて、1.00-1.25%を除くと最大でも2名の予想となっている
ちなみに12名の地区連銀総裁と5名のFRB理事(議長・副議長含む)で
計17名による見通し。
(FRB理事は最大で7名であるが、二名欠員中)。

この予想が上にシフトし、年3回以上の見通しが最も大きな意見となると
ドル高が進むと期待されている。

ただし、期待しすぎには要注意。
トランポノミクスへの期待が強いが、
トランプ氏の大統領就任は来年1月20日であり、まだ状況は未知数。
FRB要人が不確定要素を考慮して慎重な姿勢を崩さず
今回に関しては前回とそれほど変わらない可能性は十分にある。
この場合、調整のドル売りを誘う可能性があるだけに要注意である。

また、こうした状況が生じると
イエレン議長が会見で慎重姿勢を崩さない可能性も十分にある。
このあたりを含め、過剰な期待には要注意である。

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

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