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ダックビル為替研究所

止まらないドル高~トランプフレーションの影響どこまで

 トランプリスク・トランプラリー・トランポノミクスなど
トランプ次期大統領を巡って
いろいろな言葉が生まれてきている昨今。
それだけ、同氏の大統領選勝利のインパクトがあったということで
実際相場も稀に見る大相場となっています。

 そうした中、最近のドル高の原因を表す言葉として話題になっているのが
「トランプフレーション」。

「トランプ」と「インフレ―ション」を合わせた造語です。
(一部ではトランプとリフレーションを合わせたという説明もあります。あまり変わりませんが)

トランプ氏は選挙戦の中で
インフラ整備を中心にした大規模な財政支出・法人税(現行で最大39%)を15%とするなどの大規模減税、
ドット・フランク法の廃止などの金融規制緩和などを主張しました。

こうした政策が実行されると、
景気の押し上げ効果に加え、相場の活性化なども期待されることから
大きなドル高株高を誘う結果となっています。

また、こうした政策はインフレを誘います(これがトランプフレーション)。
景気拡大による物価の押し上げ効果に加え、
財政支出拡大+減税によって生じる財政赤字拡大が
金利の上昇を招きます
(国債の大量発行による金利押し上げ効果に加え、これだけの規模の赤字拡大の場合
 継続性への懸念からのリスクプレミアムでの金利上昇もあり得ます)。

株式市場などの動向以上に、
金利の上昇は当該通貨にとって大きな買い材料となるため
トランプフレーションによるドル高が起こっていると見られます。

また、インフレの加速は、来年のFOMCでの利上げペース拡大を誘う可能性があります。
来月の利上げがほぼ確実視される一方、
その後の利上げについては穏やかなペースとの認識を
FRBは崩していませんが
今後の追加利上げ期待が拡大するにつれて、こちらもドル買いとなります。

大統領選直後の安値からすでに12円超の上昇と
短期の動きとしては驚異的なドル高が進んでいますが
リスクはまだ上方向にありそうです

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

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