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ECB、資産買入れ延長と減額を決定

昨日の海外時間には、ECBが理事会で資産買入れの期間延長と延長期間での規模縮小を決定しましたが、ドラギECB総裁がテーパリングではない、と強調したことから当初買われたユーロは下落しました。一方、米長期金利が上昇したことからドル円は再び114円台を回復しています。

欧州時間序盤、原油相場が軟調に推移する中ややドル買いが強まって、ドル円は113.70円付近まで上昇し、ユーロドルは1.0750台まで下落しました。しかし原油相場が底打ちし、各国株価が小緩むとドルが売り戻され、ドル円は113.20円台まで反落し、ユーロドルは1.0800台まで上昇しました。

ECB理事会が終わり、ECBは「2017年3月までの予定だった資産買入れプログラムを2017年12月まで延長する。2017年4月以降はそれまでの月額800億ユーロの買入れ規模を600億ユーロに縮小する」と発表しました。

発表を受け一旦はユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.0870台まで、ユーロ円は123.30円台まで上昇しました。しかし独国債金利の上昇を受けて米長期金利が急上昇したことから、NY時間午前にかけて全般的にドル買いが優勢となって、ドル円は114.30円台まで上昇し、ユーロドルは1.0630台まで反落しました。この間ドラギECB総裁が会見で「テーパリングは買入れが段階的にゼロに向かうもの。議論されていない」「資産買い入れプログラムは拡大し得るし、月額の買い入れ額は800億ユーロに戻る可能性もある」んどと述べたこともユーロ売りを後押ししました。

その後米長期金利が上げ幅を縮小するとドル円は113.70円台まで反落しましたが、日経平均先物が堅調に推移していたことなどから再び114.30円台まで上昇しました。一方ユーロは独国債金利がECBの発表前の水準まで低下したこともあって引き続き弱含み、ユーロドルは1.0590台まで、ユーロ円は121.00円付近まで下落幅を拡大しました。

今日の海外時間には、独・10月貿易収支/経常収支、英・10月貿易収支、米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されています。


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高野やすのり(たかの たすのり)

高野やすのり(たかの たすのり)

慶應義塾大学商学部卒。チェース・マンハッタン銀行(現J.P.モルガン・チェース銀行)、スイス・ユニオン銀行(現UBS銀行)、ファースト・シカゴ銀行(現J.P.モルガン・チェース銀行)などでインターバンクディーラー業務に従事。
20年以上に亘り、外国為替市場の第一線で活躍。 2004年より為替市場の中の様々な立場で長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。
2009年2月からFXプライム株式会社勤務。現在、ラジオNIKKEI「夜のトレード酒場」、東京MXTV「マーケットワイド第2部」などに出演中。

現 FXプライム株式会社・チーフストラテジスト
NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト
「みんなの外為」オフィシャル会員

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