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KlugFX MetaTrader4 利用者最新アンケート2016

 英国のEU離脱、トランプ氏の大統領選勝利と、サプライズが続いた2016年。相場も大きく変動する一年となりました。
 当初はもし実現すれば大きなドル売り材料と言われたトランプ氏の大統領選勝利は、インフラを中心とした財政支出、大型減税、金融を中心とした規制緩和などからなる同氏の提唱する経済政策、いわゆるトランポノミクスへの期待感から急速なドル高を誘いました。大統領選直後に101円台をつけたドル円は、1ヶ月半ほどで118円台まで一時上昇。その他通貨に対する円安も一気に進むなど、相場は大きな動きを見せました。

 とは言え、トランプ氏が実際に就任するのは2017年1月20日。どこまで提唱した政策を実現できるのか、またそれによる米経済更には世界経済の影響はどのようなものになるのかは未知数です。逆に言えばそれだけここからの相場には投資機会が広がっているといえます。

 激しい値動きはチャンスであると同時にリスクでもあります。こうした値動きを政治・経済的な状況変化から機敏に読み取り、自己の売買判断によって収益を上げていくことが理想かもしれません。ただ、外国為替市場は世界中の様々な人・企業・国がそれぞれの理由で24時間取引を行う世界最大の市場です。こうしたいろいろな取引がその時々の値動きの原因となるわけで、完全に値動きを読み取ることは不可能です。
 そうした中で、投資家はファンダメンタル・テクニカル両面の様々な分析手法で相場を読み取っていくわけですが、そうした中で、有力な取引手法の一つとして近年注目を集めているのがシステムトレード(シストレ)と呼ばれる売買プログラムを利用した自動取引です。

 値動きは究極的には上か下かの二つに一つ。FXの場合売値と買値の差は非常に小さいものとなっていますので、何もしなくても勝率はほぼ5割になるはずです。しかし、実際には負けが込んで、預けていた証拠金が全部なくなってしまったなどという話を耳にします。実際の勝率にしても、5割どころかもっと低いのではないかというのが印象です。

 なぜ、このような状況になるのでしょう。これには人間の心理が大きく影響しています。投資する以上、誰でも儲けたい、損をしたくないという気持ちがあります。少しでも儲かっていたら、このままにしておくと逆に行って損をするのではという気持ちが働き、実際にはもっと儲かるはずだった取引を早々とやめてしまったり、逆に持ちすぎて相場が逆に行って儲かっていたのになくなってしまったり。損が出た場合も、損を確定したくないという気持ちが働きすぎて含み損を大きく膨らましてしまったり、逆に少しでも損が出るとすぐに気持ちが萎えてやめてしまったりというケースが見られます。ポジションを閉じるという取引判断が心理面で冷静に出来ていないということです。ポジションを作る場合でも同じです。さっき買っておけばよかったのにという思いがあり、慌てて高いところで買いに回ったり、逆に慎重になりすぎて取るべきところでポジションを取れなかったり。冷静に分析による判断で投資を行うということは、実は相当難しいのです。

 そうした状況を踏まえ、判断をシステムに任せて、心理面の要素を排除し、効率的・継続的に収益の獲得を目指そうというのがシステムトレードというわけです。

 もっとも、一口にシステムトレードと言っても、売買システムを自分で構築する「開発型」と、用意されたシステムを選ぶ「選択型」に二分されます。どのようにシステムを構築するのか、どのような基準でシステムを選んでいくのかなど、商品の特徴に合わせて注意点があり、かんたんな比較は難しくなっています。また、その会社独自のシステムはともかく、開発型であればMT4、選択型であればミラートレーダーという、世界的に普及しているシステムに関しては、同じシステムを複数のFX会社が提供している現状があり、どのFX会社を選べばいいのかの判断も難しくなっています。

 こうした中、Klugでは2012年から開発型の代表格であるMT4を提供しているFX会社を対象に、利用者の調査を実施してきました。顧客の満足度や信頼度をツールやサービスの項目毎に調べて、全体としてのランキキングをつけています。

 2016年も実施した本調査が、今後シストレに挑戦したいという個人投資家の参考の一助となれば幸いです。

第一回調査

調査期間2016年11月11日~11月15日
対象年齢20歳~69歳
対象性別男女
有効回答数200人
回答条件FX口座を保有している
システムトレードを利用したことがあるもしくは検討中

第一回調査では、FX口座を保有し、システムトレードに興味を持っている個人投資家を対象に調査を実施しました。

現在利用しているツールについて(複数回答可)
有効回答数は124名
結果はMT4が59.7%、ミラートレードが51.7%、FX会社独自ツールが55.7%。MT4がトップとなったものの、ほぼ3分割という状況が見られました。
続いて、メインで利用しているツールについて(単一回答)
有効回答数は同じく124名。
結果はMT4が63.5%、ミラートレードが20.2%、独自ツールが16.3%という結果になっています。自由度が高く、チャートツールとしても利用価値が高いと言われるMT4について、実際に利用している人の評価が高いことが伺えました。

 この状況を踏まえ、MT4を実際に利用している個人投資家に対する調査を実施しました。

現時点で保有しているFX会社について
(システム名での確認。MT4以外の取引規模による影響を排除するため)
有効回答数は74名(複数回答可)
結果は以下のとおり
回答数
全体74100.0
1FOREX.com(フォレックス・ドットコム)3243.2
2楽天MT44155.4
3FXTF(エフエックスティーエフ エムティー4)1824.3
4OANDA(オアンダ メタ トレーダー4)2128.4
5AVATRADE(アヴァトレード)1418.9
6ArenaFX(アリーナFX)1013.5
7MT4・ZERO1418.9
8ACCESS FXMetaTrader 4(アクセスエフエックス メタトレーダー4)810.8
9Horizon MT(ホライズン エムティー)79.5
10EZ MT4(イージー エムティー4)810.8
11その他22.7

前年まで首位にいたFOREX.comが二番手となり、これまで二番手であったFXCMを買収した楽天証券がトップに立っています。楽天ブランドの強さを再認識する格好となりました。

上記調査を踏まえ、2012年からの調査と同様に上位4社について満足度調査を実施しまし。対象となったFX会社(システム)は、楽天証券(楽天MT4)、ゲインキャピタル・ジャパン(FOREX.com MT4)、OANDA(OANDA MT4)、FXTF(FXTF MT4)の4社4システムです。

第2回調査

調査期間2016年12月16日~12月21日
対象年齢20歳~69歳
対象性別男女
有効回答数280人
回答条件第一回調査で上位4社に入ったMT4口座を保有している人、
各社につき70名ずつ

 回答の男女比は男性84.64%に対して女性が15.36%となりました。FX取引自体、男性の取引割合が多いと言われていますが、一般的には7割程度(各種調査参考・公式データはなし)。その中でもシステムトレードに関心がある層は男性がより多くなるという結果になっています。
 年齢の平均は45歳でした。

まずMT4を利用するにあたって重要視する要素を調査しました(複数回答可)。

有効回答数280名

結果は以下の通り。

回答数
全体280100%
1MT4のサポートが充実13548.21%
2MT4の取引通貨単位がよい13548.21%
3MT4提供会社としての人気9032.14%
4MT4のサーバー、システムの安定性13648.57%
5海外での評判が高い4616.43%
6MT4の約定力9634.29%
7MT4のスプレットの優位性9634.29%
8MT4の通貨ペアの量5218.57%
9MT4の取引レートの更新回数4215.00%
10実際に取引している知人の勧め186.43%

サポート、取引通貨単位、安定性などが重視されている状況がわかります。

続いて、最も重要視する要素を調査しました(単一回答)

回答数
全体280100%
1MT4のサポートが充実6623.57%
2MT4の取引通貨単位がよい4415.71%
3MT4提供会社としての人気279.64%
4MT4のサーバー、システムの安定性6322.50%
5海外での評判が高い134.64%
6MT4の約定力258.93%
7MT4のスプレットの優位性3010.71%
8MT4の通貨ペアの量41.43%
9MT4の取引レートの更新回数20.71%
10実際に取引している知人の勧め62.14%

複数回答と傾向は変わりませんが、なかでもサポートと安定性が重要視されている状況がわかります。

この状況を踏まえ、実際に4社に口座を持っている投資家を対象に、利用してみての感想を項目ごとに調査しました。回答は実際に口座を保有しているシステムに限定しています。

なお、MT4を選ぶ際の要素としての実際に取引している知人の勧めは本回答要件には合わないため外しています。また、最重要視する項目のうち2%を割り込んだ通貨ペアの量、レートの更新回数も設問から外しました。

結果は以下の通りです。

有効回答数280(70×4社)(複数回答可)

FOREX.com
MT4
FXTF
MT4
OANDA
MT4
楽天
MT4
1MT4のサポートが充実36312318
2MT4の取引通貨単位がよい32162013
3MT4提供会社で人気がある20161713
4MT4のサーバーシステムの安定性22221815
5海外での評判が高い7111414
6MT4の約定力が高い1311104
7MT4のスプレットがよい1014104
合計5211

各システムの口座保有者70名ごとに、他社と比べて優れていると思うものを選んでもらいました。

その結果、FOREX.comが7項目中5項目でトップとなりました。また、投資家が重要視する3項目、サポートの充実、取引通貨単位、安定性すべてでトップに立っています。

また、満足度に合わせて信頼度を調査するため、口座を保有しているシステムについて、友人‥知人におすすめする可能性はどれ位ありますかという質問を、11段階に分けて調査しました。

上位二段階に入る割合はFOREX.comが4社の中でトップとなっています。

総評

上記の調査により、ゲインキャピタル・ジャパンの提供する「FOREX.com MT4」を2016年11月・12月KlugFX調査による
「メタトレーダー4(MT4)顧客満足度No.1」
「メタトレーダー4(MT4)顧客信頼度No.1」
として認定します。

2016年12月28日

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