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小笠原誠治の経済ニュースに異議あり!

アベノミクスを続けると経済が破綻する!

 毎日新聞が今月の18、19日に行った世論調査によれば、アベノミクスを「見直すべきだ」と答えた人が61%で、「さらに進めるべきだ」と答えた人(23%)を上回ったと報じられています。

 それは、そうですよね。もうアベノミクスがスタートしてから3年半も経過するのに、一向にデフレから脱却しそうには見えないからです。念のために言っておきますと、ここで言うデフレとは、インフレ率がなかなか上がらない状態を指します。

 マイルドなインフレとやらはどこへ行ってしまったのでしょうね。インフレ率2%の目標達成はどうしたのでしょうね。物価をコントロールできない日銀総裁なんて辞めてしまえと、口汚く罵っていたのは、どこのどなただったのでしょう。

 岩田副総裁と原田委員は、恥というものを知らないのでしょうか?

 でも、安倍総理は言うのです。後戻りしていいのか? 前進か後退か、と。

 安倍総理の考えによれば、アベノミクスを推し進めるのが前進であって、アベノミクスを止めるのが後退となるのでしょうが...ものも言いようです。

 後退していいのか、なんて言い方をされると、誰だって後退してはいけないとつい思ってしまうのです。しかし、間違った政策をそのまま無反省に進めれば、なお悪い結果となるのは目に見えています。

 仮に、アベノミクスをさらに進めるとしても、何故自分たちが主張していたとおり、マイルドなインフレが実現できていないのか、それを謙虚に反省することが先決ではないのでしょうか?

 しかし、安倍政権は、反省をする心がないのです。

 金融政策にも薬と同じで、効能もあれば副作用もあります。

 いつまでも効くことのない薬を飲み続けて良い筈がありません。

 でも、安倍総理は、その効かない薬を飲み続けると言っているのです。しかも、アベノミクスのエンジンをフル回転させるなんて言っていることからすれば、服用する薬の量を増やすということなのでしょう。

 当然のことながら副作用が懸念されます。

 預金金利はマイナスにしてはいけないと言いつつ、国債の利回りは完全にマイナスの領域に入っている訳ですから、これでは金融機関の経営が成り立つ筈がありません。

 仮に、金利0.001%で預金を集めても、それを10年物国債で運用してマイナス0.2%の利回りしか確保できなければ、完全な赤字ですから。

 これ、営業妨害ではないのでしょうか?

 お金は経済の血液とも言われます。その血液たるお金を循環させるのが金融機関の役割であるのに、金融機関の営業妨害をしてどうする、と言いたい!

 こんなバカな政策は直ぐに改めるべきなのです。


以上

最新の小笠原誠治の経済ニュースに異議あり!

小笠原誠治(おがさわら・せいじ)

小笠原誠治(おがさわら・せいじ)

1976年3月九州大学法学部卒。1976年4月北九州財務局(大蔵省)入局。
大蔵省国際金融局開発金融課課長補佐、財務総合政策研究所研修部長、
中国財務局理財部長などを歴任し、2004年6月退官。
以降、経済コラムニストとして活躍。
メールマガジン「経済ニュースゼミ」(無料版・有料版)を配信中。
著書に「マクロ経済学がよーくわかる本」(秀和システム)、
ミクロ経済学がよーくわかる本―市場経済の仕組み・動きが見えてくる」(秀和システム)、
経済指標の読み解き方がよーくわかる本」(秀和システム)がある。
企業・団体などを対象に、経済の状況を分かりやすく解説する講演も引き受ける。

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