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【NY市場】株安続きドル売り強まる ドル円は一時112円台前半まで下落

 きょうの為替市場はドル売りが強まり、ドル円は112円台前半まで一時下落した。特段のドル売りを強める材料は見当たらないが、米株がきょうも急落し、米国債利回りも下げが加速していたことがドル売りを誘発したものと思われる。

 特に米国債のイールドカーブのフラット化が加速しているほか、10年債利回りも2.82%まで一時低下するなど、3%を完全に下放れしている。米10年債の商いはかなり活発になっており、見切りの動きも大量に出ている模様。米利上げ期待も後退しており、短期金融市場では来年の利上げ無しで織り込む動きまで出ているようだ。

 一方で、利回りの下げとドル安は行き過ぎとの声も出ている。来年は景気サイクルの最終局面は意識されるものの、利上げは実施され、市場はまだそれを十分織り込んでいないとしている。

 ドル円は強いサポートとなっていた112.50円水準をブレイクし下値警戒感を強め、一時100日線が来ている112.25円付近まで下落する場面も見られた。この日発表の経済指標はまちまちだったが、足元の指標は景気後退の兆候までは示していない。しかし、株安が止まらず、FRB幹部からも利上げに慎重な発言が相次ぐなか、市場は先行きへの不安感を強めている模様。ただ、終盤には米株が急速に下げ渋ったことから、112.50円水準は維持されている。

 ユーロドルは一時1.14ドル台を回復。しかし、そこから上はなお重いようだ。ユーロ圏経済への不安感も強まっており、ECBは年内で資産購入は終了するものの、次のステップの利上げには慎重な態度を見せるのではとの見方もある。

 ポンドドルも買い戻しが優勢。瞬間的に1.28ドル台に上昇する場面が見られた。ブルームバーグがメイ首相のアドバイザーが2回目の国民投票を検討するよう忠告したと伝えたことが買い手掛かりとった模様。ただ、すぐに1.27ドル台に戻している。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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