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【NY市場】米中会談受けリスク選好もドル円は方向感を無くす

 きょうのNY為替市場、米中首脳会談を受けて、市場にはリスク選好の雰囲気が出ているもののドル円の上値は重い。東京時間の早朝には113.80円近辺まで上昇していたものの、114円を試すことなく戻り売りに押された状況。

 今回の米中首脳会談を受けトランプ大統領は1月から予定していた2000億ドル分の中国からの輸入品への関税引き上げを90日間猶予した。あくまで猶予を与えたというだけで全面解決ではない。来年の春にはまたリスクが高まりそうだ。ただ、ひとまず予想よりはポジティブな内容であったとし、リスク選好の雰囲気に繋がっている模様。

 再び市場はFRBの動向に注目している。パウエルFRB議長をはじめ、地区連銀総裁などFOMCメンバーのトーンが次第にハト派色を強めており、市場は来年の利上げ期待を後退させている。ドル自体に買いづらい雰囲気が強まっている。きょうもカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が利上げ景気後退を招くと言及していた。

 一方でドルは下押しの気配も見られていない。ユーロやポンドといった欧州通貨に買い気が高まらず、ドル安の受け皿になりきれていない。そのような中、ドル円は方向感を無くしているものと見られる。21日線はサポートされており上向きの流れは維持しているものの、114円が次第に重くなってきている気配も感じられる。

 なお、この日発表のISM製造業景気指数は予想上回る内容だったものの反応は限定的となった。

 ユーロドルはNY時間に入って買い戻しが優勢となり、1.1360ドル近辺まで戻している。ロンドン時間には1.1320ドル近辺まで下落していた。ユーロ買いの材料は見当たらないが、米中首脳会談を受けて原油が買い戻されていることや株高も見られており、リスク回避のドル買いが後退しているといった印象。

 ECBはきょう、域内の中銀による出資比率(キャピタルキー)を見直し、来年1月から変更すると発表した。イタリアやスペイン、ギリシャなどの出資比率は低下する一方、ドイツやフランス、オーストリアなどが上昇する。量的緩和(QE)政策のもとに国債購入もこの出資比率で行ってきたことから、国債購入にも影響しそうではあるが、ECBは12月一杯で資産購入を停止する方針を示している。

 ポンドはNY時間に入って下げ渋っているものの上値は重い。この日発表された英製造業PMIは予想を上回る内容となったものの反応は鈍い。市場の関心はメイ首相がEUと合意した離脱案に対する英下院での投票に集まっている。明日から審議が始まり、11日に採決が実施される。ファンダメンタルズよりも政治動向が中心のようだ。情勢はなお混沌としている状況。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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