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【ロンドン市場】ドル買い優勢のなかで欧州通貨下落、英欧の政治情勢に焦点

 8日のロンドン市場は、ドル買い優勢。ドル円が113円台後半の高値水準で揉み合う一方で、ポンドやユーロが神経質な上下動を繰り返している。足元では、いずれもドル買いに押されて下落している。ポンドドルは一時1.31台割れ、ユーロドルは1.14ちょうど付近と安値を広げた。イタリア財政赤字や英EU離脱関連の報道が相次いだ。イタリアに関しては、EU経済成長見通しでイタリア成長見通しが下方修正されており、2020年には財政赤字が対GDPで3.1%に上昇するとした。英EU離脱交渉についても不透明だ。EU関係者が数日中の合意は可能とコメントする一方で、メイ英首相は閣僚の意見をまとめるために時間が必要と、今晩訪欧してEU首脳らに訴えかけるという。米中間選挙の話題がひとまず一巡して、市場の関心が英欧に戻った面も。

 ドル円は113円台後半での取引。ユーロやポンドといった欧州通貨が神経質な振幅を見せる一方で、ドル円は113.70近辺の高値水準で落ち着いた値動きになっている。ドル円相場にとっては、このあとのNY勢の動きが待たれるところ。米債券や株式動向、米FOMCの内容などを見極めたいとして、静観しているもよう。

 ユーロドルは1.14台前半での取引。序盤は30ポイント程度のレンジで振幅する中で一時1.1445レベルまで反発した。しかし、その後はEUがイタリアの成長見通しを引き下げ、財政赤字GDP比が2020年には3.1%に達すると予想したことで売りが強まった。安値を1.1404レベルまで広げている。ユーロ円は序盤に欧州株が上昇して始まると130.13レベルまで高値を伸ばした。しかし、前日NY高値付近で上値を抑えられて反落。129.70レベルまで安値を広げた。

 ポンドドルは1.31ちょうど近辺での取引。序盤はポジション調整的な動きで1.31ちょうど近辺まで下げる場面があった。その後は1.3150レベルまで反発。しかし、EU離脱関連の報道が相次ぐなかで安値を1.3088レベルまで広げた。足元ではやや下げ渋りに。ポンド円も振幅。149円割れに下押しされたあと、149.49レベルまで高値を伸ばした。その後は再び149円割れから148.81近辺まで安値を広げた。EU関係者が数日中の合意は可能とコメントする一方で、メイ英首相は閣僚の意見をまとめるために時間が必要と、今晩訪欧してEU首脳らに訴えかけるという。先行きの読めない報道が相次ぎポンド相場は不安定な動きになっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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