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【NY市場】ドル円は株安一服でひとまず買戻し ただ、勢い強めるまでは至らず

 きょうのNY為替市場でドル円は買い戻しが優勢となった。米株の下げが一服しており、ひとまず買い安心感に繋がった模様。ポイントとして意識される112.50円水準を上回り、一時112.60円近辺まで上昇。ただ、米株は依然としてIT・ハイテク株中心に上値が重い展開が続いており、ドル円も買い戻しの勢いを強めるまでには至っていない。ただ、112.50円付近の水準は維持しており、来週以降の動きが注目される。

 為替市場は株にらみの状況に変わりはない。来週は米企業決算が本格化し、大手ITや産業株の決算なども発表が予定されているが、それらを通じて株式市場が本格的に落ち着きを取り戻して行くかが、ドル円がリバウンド相場に戻せるかの鍵となる。

 目先は前日高値の112.75円付近と、21日線が控える113円ちょうど付近が上値レジスタンスとして意識される。

 きょうはユーロの買い戻しが優勢となり、ユーロドルは1.15ドル台を回復、ユーロ円も129円台半ばまで上昇した。株安が一服しているほか、イタリア財政への懸念が緩んでいることもユーロの買い戻しを誘っていた模様。NY時間に入って欧州委員会のモスコビシ委員(経済・財務・税制担当)の発言がフォローとなった面もあるようだ。委員は「イタリア政府の優先的な経済課題を理解している。イタリアの経済政策には干渉しない」と述べていた。また、イタリアの地元紙で、イタリア政府は2019年の財政赤字の目標を現在の2.4%から2.1%に上方修正する可能性があるとも伝わっていた。

 ユーロドルは一時1.1520ドル近辺まで上昇。目先は1.1530ドルが上値レジスタンスとして意識される。

 ポンドは急速に買いが強まる場面が見られた。ポンドドルは一時一気に1.31ドルちょうど付近、ポンド円も147円台に上昇している。ブルームバーグが関係者の話として、メイ英首相が、アイルランド国境問題で膠着しているEU離脱協議を打開するため要求の一つを取り下げる用意があると伝えた。メイ首相の修正案では、英国がEUの関税同盟に無期限に残る可能性を開くという。ただ、英国内の離脱強硬派からの反発が強まりそうだ、メイ降ろしが加速する可能性もあるという。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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