FX外国為替情報のKlug(クルーク)
為替、海外投資でハイリターンを得るためのニュース、レポート、コラムを掲載

【ロンドン市場】イタリアめぐる警戒感でユーロ売り先行

 19日のロンドン市場は、ユーロ売りが先行した。EUがイタリア予算案を拒否したことを受けてイタリア債およびイタリア株が下落。欧州株全般に売りが優勢になっている。サルビーニ伊副首相は地方選挙関連の遊説を切り上げてあすにはローマに戻ると報じられている。対応が急となっている。市場では、イタリアソブリン格付けが引き下げられることが懸念されている。さらに、主要銀行の格下げの可能性が格付け会社フィッチから指摘された。ただ、序盤にユーロ売りが先行したあとは次第に買い戻されており、為替市場でのリスク回避動向は限定的。豪ドルは東京市場から一段高となっている。ドル円は112円台半ばから前半へと小反落。ユーロドルは1.14台半ばで、ユーロ円は128円台後半で、下に往って来い。ポンド相場はユーロに連れた小幅の値動きにとどまっている。

 ドル円は112円台前半での取引。序盤に112.54レベルまで買われたあとは欧州株の下落とともに軟化したが、112.30台までにとどまっている。足元では揉み合い商状になっている。

 ユーロドルは1.14台後半での取引。EUがイタリア予算を拒否する姿勢を示していることで、イタリア債およびイタリア株が下落。欧州株全体に売り圧力が波及している。ユーロドルは1.1433レベルに安値を更新。ユーロ円も128円台後半で上値の重い動きをみせた。しかし、取引中盤にかけては売りも一服。ユーロドル1.1460近辺、ユーロ円128.80近辺で値動きは落ち着いている。ただ、来週にかけて、イタリアソブリン債の格下げの警戒感があり、上値は重い。 

 ポンドドルは1.30台前半での取引。この日はEU離脱関連の新たな話題はみられず、ユーロ相場に追随する動きにとどまっている。序盤に1.3012レベルまで安値を広げたあとは1.30台前半での揉み合いが続いている。ポンドドルは東京市場でじり高となった流れ受けて、146.69近辺に高値を伸ばしたが、その後は上値が重く、146円台前半から半ばでの揉み合いになっている。対ユーロではポンド買いが先行したが、中盤には帳消しとなっている。ユーロとともにポンドも上値に重さが残っている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

メールマガジン

山岡和雅が毎日発行!
外国為替ディーラーの心の中

毎日の為替相場を、市場参加者の目を通して判り易く解説。為替ディーラーの本音は?【まぐまぐ殿堂入り】

バックナンバー

朝刊 ニューヨーク為替市場レポート
米国市場の動きを、朝一番に配信!! FX、外国為替、米国株、米国金利など、テレビやWEBサイトでは得られないニューヨーク金融市場情報のほか、アナリストの独自解説も配信します。

バックナンバー

powered byまぐまぐトップページへ