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【ロンドン市場】欧州株堅調、株安連鎖がストップし、円売り優勢に

 18日のロンドン市場は、ドル円、クロス円が反発している。前日の米株安に続いて東京・アジア株も軟調に推移し、再び世界同時株安が警戒されていた。米FOMC議事録で着実な利上げペースが指摘されたことが、株式市場に警戒感を広げたことが背景。しかし、欧州株は買いが先行しており、株安連鎖がストップしている。リスク警戒感の後退でクロス円主導で円安の動きが優勢。ドル円以外の主要通貨ではドル安に方向が転換している。英国にはEU離脱をめぐるEU首脳会議が、欧州にはイタリア予算に対するEU承認問題が課題となっているが、ひとまず落ち着いたムードとなっている。

 ドル円は112円台半ばでの取引。ロンドン朝方には112.65近辺まで買われる場面があった。ドル買いが先行したことに反応。ただ、上値も限定的で、取引半ばにかけては112.50割れと、上に往って来い。欧州株の上昇でリスク動向は落ち着いている。米10年債利回りも前日終値水準からやや上昇したが、3.21%台前半までの小動き。

 ユーロドルは1.15台前半での取引。ロンドン朝方には下押しされ、1.1482レベルに本日安値を更新。前日NY市場からのドル買いの流れが再燃した。しかし、欧州株の上昇とともに流れは反転。1.15台を回復すると1.1527レベルに本日高値を更新した。ユーロ円も129.12レベルまで下押しされたあとは、買いに転換して高値を129.73レベルまで伸ばした。レーン・フィンランド中銀総裁は、経済見通しに変化がなければ、最初の利上げは2019年第4四半期とみていると発言。ノボトニー・オーストリア中銀総裁は、ドラギ総裁の後継者候補としてバイトマン氏を歓迎する、などと述べた。ポリティコによると、今晩中にはEUがイタリア予算内容の明確化を求める文書をローマに送付すると報じた。トリア伊財務相は、予算の前提となる成長見通しは控えめな数字だとしている。

 ポンドドルは1.31台前半での取引。ユーロドルとともに朝方には1.3076レベルまで下落。その後は買いに転じる動き。高値を1.3131レベルに伸ばしている。ポンド円も147.09レベルまで下落後は147.81レベルに高値を更新。往って来いとなっている。9月の英小売売上高は前月比-0.8%と事前予想-0.4%を下回った。前年比も+3.0%と事前予想+3.6%には届かず。弱い指標結果を受けてポンド買いが鈍る場面があった。ただ、下押しは限定的だった。EU首脳会議が開催されており、事態の進展待ちとなっている。アイルランドのマケンティー閣外相(欧州問題担当、貿易・経済省)は、英EU双方が少しずつ譲歩すべき、簡単ではないが合意することは可能に、と述べている。メイ英首相は、バックストップに関して依然として課題が残っている、移行期間を数か月にわたって延長する選択肢もあるが、可能性は低い、と首脳会談前に述べていた。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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