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【NY市場】FOMC議事録後はドル買い優勢に ポジティブな雰囲気は温存

 きょうのNY為替市場、株にらみの展開が続くなか、米株式市場が反落して始まったことからドル円を圧迫した。前日の株式市場は大幅反発となり市場が落ち着きを取り戻すのではとの期待感も高まっていた。決算がきっかけだったが、きょうはIBMの決算などが弱く戻り売りが優勢となっていた。

 しかし、米株が急速に買戻され序盤の下げを解消している。米株も下値では押し目買い意欲も出て来ているようで、VIX指数も節目の20を下回る水準での推移が続いている。このまま終われれば例えマイナスでも、きのうからのポジティブな雰囲気は温存されそうだ。

 ドル円は一時112円割れを試す場面も見られたが、112円台を堅持する中、午後になってFOMC議事録が公表され、112.65円付近まで反転。議事録では漸進的な利上げが適切との見解で一致していた。一部からは長期的水準を超える水準への利上げが必要になる可能性も指摘されていたようだ。FRBの利上げ姿勢を再確認したことから米国債利回りも上昇しておりドル高の反応が見られている。

 ユーロドルは売りが優勢となっており1.15ドルを割り込んでいる。前日は1.16ドル台に上昇し21日線に顔合わせしたものの跳ね返されており上値が重い印象は否めない。FOMC議事録の公表を経てドル買いが優勢となっておりユーロドルを圧迫。

 ユーロに関してはイタリア財政が重しとなっているが、欧州委員会はイタリア政府が提出した予算案を拒否することを決定したとの報道も伝わっている。その場合、イタリア政府は2週間以内に新たな予算案提出を余儀なくされる。きょうのイタリア債は下落しており、それらもユーロを圧迫しているようだ。

 一方、ポンドも軟調。きょうはEU首脳会談が行われているが、英国とEUの溝が埋まらず、きょうは何も出ない可能性もありそうだ。メイ首相からは新たな提案は何も提出されなかったようだ。メイ首相はEU離脱後の移行期間延長を検討しているとの報道も流れている。現在は2022年末までの21ヵ月間で設定されている。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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