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【ロンドン市場】欧州通貨反発、英EU離脱交渉への思惑やポジション調整で

 15日のロンドン市場は、ポンドなど欧州通貨が反発している。英EU離脱交渉への思惑やポジション調整の動きがみられた。週末14日の英EU交渉担当者の会談で合意が得られなかったことで、週明けのオセアニア市場ではポンドが急落。連れてユーロも下落した。その後は東京市場で、日本株やアジア株が下落したにもかかわらずじりじりを値を戻した。欧州株も下落してスタートしたが、下げは限定的。次第にプラスに転じる動きがみられている。米株先物は下げ幅を縮小。円買いの動きが一服するとともに、ユーロドルやポンドドルが買い戻されて、クロス円も反発。英国とEUの双方の報道官がコメントを発している。いずれもバックストップ関連などで未解決も問題が残されているとしている。ただ、双方とも合意に向けた姿勢は維持しており、決裂は回避されている。

 ドル円は111円台後半での取引。ロンドン朝方は東京市場からのリスク回避動向を受けて下押し。安値を111.63レベルまで広げた。その後は、欧州株や米株先物の下げ渋りとともに、欧州通貨が上昇。クロス円の反発が下支えとなって111.80台へと買い戻されている。

 ユーロドルは1.15台後半での取引。ロンドン朝方には1.1550近辺で揉み合っていたが、次第に上抜けの動きが強まった。この日は主要な欧州経済指標の発表はなく、先週末および週明けの下落に対するショートカバーが入った。EU離脱交渉については問題は残るものの合意に向けた姿勢は示されており、ポンドとともに買い戻された面も。NY市場を控えて高値を1.1600レベルまで伸ばした。ユーロ円は序盤はリスク回避圧力が残り、129.13レベルまで下値を広げた。しかし、その後は買い戻しが強まり129.70近辺まで反発。東京市場での下げを帳消しにした。

 ポンドドルは1.31台後半での取引。ロンドン序盤には1.31台前半での揉み合いに落ち着いていた。ユーロドルとともに買いが広がっている。1.3150レベルと前週末の終値水準に戻すとショートカバーの動きが加わり、1.3182レベルまで高値を伸ばした。ポンド円は朝方に146.51レベルまで下押しされたあとは買い戻しが広がり、147円台乗せから147.35近辺まで反発。ただ、本日高値147.77レベルには届いていない。英欧の報道官からは、EU離脱交渉でいずれも未解決の問題が残されているとの認識が示された。ただ、交渉決裂といった最悪の事態は回避されており、合意に向けたギリギリの姿勢は示されている。メイ英首相は日本時間午後11時半ごろから議会演説を行うとしている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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