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【ロンドン市場】株安は継続も、リスク回避の円高圧力は一服

 11日のロンドン市場は、円買いが一服。欧州株や米株先物は下落しており、株式市場の調整圧力は継続している。一方、為替市場ではドル円やクロス円の下落は一服しており、豪ドル円やユーロ円のように本日高値を更新する動きも散見されている。一方、ポンド円は上値が引き続き重い。EU離脱交渉の合意期待については、アイルランド国境問題がまだ未解決との報道が相次いだ。米10年債利回りは前日終値水準を挟んで方向感に欠ける取引が続いている。

 ドル円は112円台前半での取引。東京午前に111.97レベルまで下落したあとは、売り一服。112円台前半に戻しての揉み合いとなっている。ロンドン序盤には112.38レベルまで高値を伸ばした。ただ、欧州株や米株先物が下落するなかで、上値も重い。

 ユーロドルは1.15台後半での取引。ロンドン序盤には1.1540-50レベルでの揉み合いと方向感に欠けていたが、取引中盤にかけては買いが優勢になり、本日高値を1.1582レベルに広げた。ユーロ円も129.40から129.80レベルでの揉み合いが続いたあと、130.01レベルまで高値を更新した。対ポンドでの買いが優勢となっており、ユーロ買いを下支えしている。独政府は、2018年と2019年の成長見通しを引き下げた。2018年は2.3%から1.8%へ、2019年は2.1%から1.8%へと引き下げ。前日の一部報道と同様の内容だったことでユーロは反応薄。アトマイヤー経済相は、外部環境の悪化が見通し引き下げの背景とした。

 ポンドドルは1.32台前半での取引。ロンドン序盤に1.3182レベルまで下押しされたあとは、1.3220台まで反発。ただ、ユーロドルのように高値を更新するには至らず。ポンド円は148円を挟む水準での揉み合いから、やや上抜けて148.45近辺へと小反発。ただ、ポンドドルと同様に本日高値148.49レベルには届かず。ユーロポンドが買われている。0.8735近辺から0.8765近辺まで上昇。今週は、来週の週明けにも英EU離脱交渉で合意されそうだとの期待が広がっていたが、きょうはまだ交渉が難航していることを示す発言が相次いでいる。アイルランドのコベニー外相が、EU離脱合意に向けてやるべきことはまだ非常に多い、合意には達していない、EU離脱交渉にとって、英DUPの声が非常に重要になろう、と述べた。スラック英首相報道官は、EU離脱交渉にはまだ未解決の大きな課題がある、と述べた。EU側からも合意に向けて鋭意作業中、まだ合意には達していない、との発言があった。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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