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【NY市場】ドル円は再び112円台に値を落とす ポンドが合意期待で急上昇

 きょうのNY為替市場、ドル円は上値の重い展開が続き再び112円台に値を落とした。ロンドン時間には113.40円付近まで買い戻されていたもののNY時間に入って戻り売りに押されている。米中貿易問題が更にエスカレートするのではとの懸念や、イタリア財政問題も影を落とす中、市場ではリスク回避の雰囲気が強まっておりドル円を圧迫。ただ、下押す気配まではまだなく、113円付近はかろうじて維持されている状況。21日線が112.85円付近に来ており目先のサポートとして意識される。なお、終盤になってトランプ大統領が、利上げを急ぐ必要はないとFRBへの苦言を呈していた。この発言を受けドル円は一時21日線に顔合わせする場面も見られた。

 米株が下げ止まるかが一つの目安であろう。インフレ上昇への懸念から米国債利回りが急上昇しており、米長期金利上昇を警戒して米株はIT・ハイテク株などグロース株中心に売りが広がっている。ただ、きょうの米10年債はポイントとなっている3.25%を一旦つけたあと利回りは下げに転じており、一服感に繋がっているようだ。このまま米国債利回りの上昇が落ち着き、それに伴って米株も下げ止まれば、ドル円は再び上値追いの展開も予想される。

 きょうはポンドの買い戻しが強まり、ポンドドルは1.31ドル台半ば、ポンド円も148.75円付近まで一時急上昇。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)がEUと英国が15日までに離脱条件を決着する可能性があると報じており、合意への期待がポンドの買い戻しを誘っている模様。いずれにしろ来週が一つの山場のようだ。

 ポンド円は再び200日線の上を回復。先月中旬以降200日線を挟んでの上下動が続いている。ドル円に調整が入っている割にはポンド円は底堅く推移している印象。次のアクションが注目されるが、「合意なき離脱」を回避できれば200日線を上放れる展開も期待できぞうなチャートではある。

 ユーロもポンドに連れ高する格好で買い戻しが膨みユーロドルは1.15ドルちょうど付近まで戻している。ただ、イタリアへの懸念も根強い中、1.15ドル台に入ると上値が重くなる模様。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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