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【ロンドン市場】欧州通貨が反発、イベント控えて前週末の下落に調整

 24日のロンドン市場は、欧州通貨が反発している。ポンドドルは1.30台後半から1.31台前半へ、ユーロドルは1.17台前半から1.17台後半へと上昇。先週末にはメイ英首相がEU離脱交渉は袋小路に陥っていると発言し、ポンド相場が大幅下落したが、週明けには短期筋の買戻しが入っている。ユーロドルにとってはこの日発表されたドイツIfo景況感指数が予想を上回ったことが支援材料となった。今週はイタリア予算方針発表、米FOMC会合など注目イベントが目白押し。週明けは一連のイベントを控えた調整の動きがみられている。この時間帯は米中貿易戦争を受けたリスク回避の動きは目立っていない。香港株が1.6%安で引けたが、欧州株の下落は比較的小幅。

 ドル円は112円台後半での取引。週明けのオセアニア市場では米国の対中追加関税2000億ドルの発動を受けて一時112.29レベルまで下落。しかし、アジア市場にかけて買されて112.50-60レベルでロンドン市場を迎えた。朝方に112.50割れに再び軟化したが、クロス円の上昇とともに112.71レベルまで高値を広げた。ロンドン午前のレンジは20銭程度と小幅。

 ユーロドルは1.17台後半での取引。ロンドン朝方に1.1724レベルまで下押しされたあとは、ユーロ円とともに上昇。9月のドイツIfo景況感指数が103.7と事前予想103.2を上回ったこともあって、1.1775レベルまで高値を伸ばした。ユーロ円は131.91レベルまで下落したあとは、上昇に転換。132.68レベルまで買われた。欧州株や米株先物は小幅安となっているが、原油相場の上昇もあってリスク回避ムードは後退。イタリア予算をめぐってコンテ首相、ディマイオおよびサルビーニ副首相、トリア財務相、サボーナ欧州問題担当相などがトップ会談を行っている。期待も含めてユーロ買いが優勢になっている。

 ポンドドルは1.31台前半での取引。朝方に1.3060台まで下押しも週明けオセアニア市場で付けた安値1.3056レベルには届かず。その後は反発の動きが継続し、1.3145レベルの高値をつけた。ポンド円も147円ちょうど付近までの下押しにとどまると148.03レベルまで上昇。英EU離脱交渉は大詰めの段階を迎えているが、メイ英首相はチェッカーズ案にこだわりを強めており、EU側からの歩み寄りが必要な状況。しかし、具体的な動きはみられず、双方とも決め手に欠けている。

 NY原油先物が72ドル台乗せへと大幅に上昇。トランプ米大統領が原油価格が高すぎるとして産油国に増産を求めていたが、OPECはこれを拒否する姿勢を示したことが背景。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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