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【ロンドン市場】欧州通貨の値動きは限定的、あすの英欧中銀イベント控えて

 12日のロンドン市場は、欧州通貨の値動きは限定的だった。ドル相場は米債利回りの値動きに敏感に反応しているが、方向性は希薄。序盤に米債利回りが低下し、ドル売りが先行したが、米債利回りの下げ渋りとともにドルは買い戻されている。欧州株は、前日の米株高を受けておおむねプラス圏で取引されているが、一時下げに転じるなど上昇は限定的。あすの英中銀、トルコ中銀、ECBなどの金融政策発表を控えて動きにくくなっているもよう。流動性が細っているもようで、狭いレンジ取引のなかで、やや値が飛びやすく神経質な面もあった。

 ドル円は111円台半ばでの取引。ロンドン朝方につけた111.65レベルを高値に、その後は111.44レベルまでの下押し。米10年債利回りは2.97%近辺から2.95%台後半へと水準を下げており、ややドル売りが優勢。前日のドル高の調整の面が強かったようだ。

 ユーロドルは1.15台後半での取引。ロンドン朝方に1.1570レベルまで下押しも、すぐに1.1607レベルまで反発。その後は再び1.15台後半と方向性に欠ける相場となっている。ユーロ円は129円台前半での揉み合いが続く中で、足元では安値を129.00レベルまで伸ばした。ユンケルEU委員長は欧州議会の一般教書演説で、国際的なユーロの役割をより強化する必要、と述べた。EU離脱交渉については目新しい内容は見られなかった。

 ポンドドルは1.29台後半での取引。ロンドン朝方に1.30割れ水準から1.3048レベルまで買われたが、その後は売りが優勢。足元では安値を1.2980レベルまで小幅に広げた。上に往って来いとなっている。ポンド円も145円を挟んだ揉み合いから一時145.50近辺まで買われたが、その後は反落して144.74近辺の安値をつけている。対ユーロでも買い優勢から売り優勢に転じた。あすは合意なき離脱に備える計画について英政権が閣議を開催する予定になっている。メイ首相の離脱案については、与党保守党議員から反対の声も一部には挙がっている。きょうはゴーブ英環境相が、今は、保守党のリーダーシップを揺るがすときではない、メイ首相のEU離脱案が唯一の選択肢だ、と火消しに回る発言もあった。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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