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【ロンドン市場】トルコリラが反発、ドル円は一時111円台に

 14日のロンドン市場は、円売りの動きが先行した。この日はトルコリラ相場が反発しており、欧州株も堅調に取引を開始。リスク動向の落ち着きを背景にドル円、クロス円ともに買いが先行した。ただ、トルコをめぐる情勢には好転の兆しはみられない。エルドアン・トルコ大統領は米国の電子機器をボイコットすると表明した。また、東京午前に発表された中国の小売売上高と鉱工業生産が予想を下回ったことで、銅など金属相場が下落。豪ドルなど資源国通貨を圧迫する面もあった。取引中盤には円売りの勢いは弱まっており、ドル円、クロス円ともに上に往って来いとなっている。

 ドル円は110円台後半での取引。東京市場でのじり高の動きを受けてロンドン序盤には111円台を回復。この日の高値を111.15レベルに更新した。その後は買いが一服して、再び110.90近辺へと押し戻されている。

 ユーロドルは1.14ちょうど近辺での取引。序盤に1.1429レベルまで買われたが、その後は1.1380レベルまで下押し。方向感に欠ける上下動となっている。ユーロ円は126円台半ばから126.99レベルまで買われたが、再び126円台前半まで反落。欧州株はプラス圏での取引となっているが、次第に上げ幅を縮小してきている。第2四半期のユーロ圏GDP改定値は前期比+0.4%、前年比+2.2%といずれも速報値から0.1%ポイント上方修正された。また、7月ドイツZEW景況感指数は-13.7と前回の-24.7から改善、事前予想-21.3も上回った。全般に強めの結果となったが、目立ったユーロ買いの反応はみられず。

 ポンドドルは1.27台後半での取引。1.2760-70レベルから1.2827レベルまで買われたあとは、再び1.27台後半へと売り戻されている。ポンド円も141円台半ばから142.48レベルまで買われたあとは、141円台後半へと反落。いずれも上に往って来いとなっている。4-6月の英ILO雇用統計が発表された。失業率が4.0%と事前予想および前回の4.2%から低下、1975年来の低水準を記録した。一方で、週平均賃金は前年比+2.4%と事前予想および前回の+2.5%から伸びが鈍化した。当初はポンド買い反応もすぐに収束した。

 豪ドルは上値が重い値動き。豪ドル/ドルは0.72台後半での取引が続く中で、ロンドン序盤に0.7253レベルまで本日安値を広げた。豪ドル円は80.82レベルを高値に、足元では80.50台へと反落。 今日発表された7月中国経済指標は、小売売上高、鉱工業生産がともに予想を下回っており、銅相場などの下落とともに豪ドル相場を圧迫した経緯がある。ただ、トルコリラ安が一服しており、相場全体でのリスク警戒感は後退。リスク動向に敏感な豪ドルにとっては下支えになっている。豪ドルの下げ幅は限定的なものにとどまっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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