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【ロンドン市場】トルコ相場は小康状態、ドル円110円台前半

 13日のロンドン市場は、トルコをめぐるリスク回避相場は小康状態となっている。週明けの東京早朝にリラ安が一段と進行したが、その後は買い戻しも入り、パニック商状からは落ち着きつつある。リラ円は東京早朝に15.4631円まで安値を広げたあとは、一時17円台を回復。しかし、ロンドン市場では再び16円台を下回ってきている。ただ、値動きは比較的緩やかに。トルコ中銀が銀行への流動性供給などを発表したことでやや市場心理が落ち着いた面も。エルドアン・トルコ大統領は、トルコ経済の状況は健全だ、リラ安の進行は経済ファンダメンタルズに基づいたものではない、などと訴えた。そのなかで、きょうはインドルピーが対ドルで最安値を更新している。今後も新興国市場へのリスクの連鎖が懸念される。

 ドル円は110円台前半での取引。東京市場で110.11レベルまで安値を広げたが、ロンドン市場では売りは一服している。下押し局面では東京安値までは届かず反発。一時110.45レベルまで戻り高値をつけた。ただ、110円台前半を抜け出す反発力はみられていない。欧州株が軟調に推移するなかで、米10年債利回りは前週末比小幅低下となっている。

 ユーロドルは1.13台後半での取引。東京市場からのレンジを踏襲している。安園は1.1366レベル、高値は1.1407レベルといずれも東京市場での1.1365-1.1412のレンジ内での振幅にとどまっている。ユーロ円は125.20台から125.80近辺での上下動。いずれも先週来のユーロ安水準での取引となっており、上値は重い。週明けの欧州株式市場では、依然として銀行株が軟調。ただ、全面安商状は一服しており、自動車や資源株の一角は買いが入っている。イタリア債は引き続き売られており、ドイツ債との利回り格差は拡大している。トルコ発のリスク相場はまだ癒えていない。

 ポンドドルは1.27台半ばでの取引。ユーロドルと同様に先週来の安値水準でのレンジ取引。本日これまでのレンジは1.2724-1.2782となっている。ポンド円はロンドン序盤に140.25近辺まで安値を広げたが、その後は140円台後半に買い戻されている。きょうは目立った英経済指標や発言報道はみられず、夏枯れ相場のムード。
 
 ロンドン市場では、トルコリラ相場の急落はひとまず落ち着いたが、その他新興国通貨への波及・感染の動きは広がっている。きょうはインドルピーが急落している。1ドル=69.8900ルピーまでドル高・ルピー安が進行。インドルピーの対ドルでの史上最安値を更新した。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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