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【ロンドン市場】トルコ発のリスク回避相場、ユーロドル一時1.14台前半

 10日のロンドン市場は、トルコ発のリスク回避相場が広がった。東京時間のトルコリラ売りがロンドン早朝に一段と加速。ドル/リラは1ドル=6.30リラ近辺まで急伸、リラ円は一時17円台まで急落した。ドル高とともに円高圧力が主要通貨にも波及。欧州株は銀行株主導で大幅安となっている。トルコリラ安のイタリア銀行への影響についてECBが懸念しているとの報道にイタリア債は下落。ただ、序盤の急速な動きが一巡したあとは、NY市場を控えてドル円、クロス円に買い戻しの動きが入っている。

 ドル円は110円台後半での取引。円高とドル高の挟まれて方向感に欠ける上下動となっている。ロンドン早朝にはドル高の圧力を受けて111.10台まで上昇する場面があったが、すぐに下落に転じる。欧州株安などでクロス円が一段安となると110.61レベルまで安値を広げた。しかし、その後は買い戻しが入り、111円ちょうど近辺まで戻した。足元では110.90近辺で推移している。

 ユーロドルは1.14台後半での取引。ロンドン早朝にトルコリラが急落したことを受けてユーロも下落。ユーロドルは1.15台の節目を割り込んだ。ロンドン序盤には1.1432レベルまで一段安。その後は1.1470-80レベルまで戻している。ユーロ円はロンドン早朝に127円割れまで下落。その後は127円挟みでの取引のなかで、一時126.79レベルまで一段安となった。足元では下落が一服して127円台前半で取引されている。欧州株では銀行株が大幅下落。ECBがトルコ関連のエクスポージャーを保有する欧州市中銀行への影響を懸念しているとの英紙報道が背景。

 ポンドドルは1.27台後半での取引。ロンドン早朝にはユーロにつれ安となっていたが、一連の英経済指標発表を控えてロンドン序盤には売りが加速した。ポンドドルは一時1.2736レベルまで下値を広げた。ポンド円は142円割れから141.05近辺まで下落。その後は、欧州株が下げ幅を拡大するなかで、買い戻しの動きが入っている。この日発表された一連の英経済指標への反応は鈍かった。第2四半期の英GDP速報値は前期比+0.4%、前年比+1.3%と事前予想と一致。6月英鉱工業生産は前月比+0.4%、前年比+1.1%といずれも予想を上回った。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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