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【ロンドン市場】円買いの動き広がる、きょうもポンドが下落

 8日のロンドン市場は、全般的に円買いの動きが広がっている。ドル円、クロス円がともに下落。東京市場の揉み合いからロンドン朝方に動意づいた。円高の背景は複合的なものとなっている。東京午後に上海総合指数が下げ幅を拡大、続いてロンドン朝方には人民元相場が再び軟化した。米中貿易戦争への警戒感が根強い。また、9-10日にワシントンで開催される日米通商協議を控えて、円売りポジションに調整が入る面が指摘されている。東京朝方に公表された7月日銀会合の主な意見では、長期債の変動を上下0.25%に広げる案があったことが判明した。さらに、きょうもポンド売り圧力が継続しており、ロンドン勢はポンド売りで参入。ポンド円の下げがその他クロス円の動きに先行した。

 ドル円は111円近辺での取引。東京市場での111.30-40レベルでの揉み合いを下放れ、111円台を割り込む動き。一時110.84レベルと7月31日以来の安値水準をつけた。その後は各通貨でのドル買いの動きや米債利回りがやや上昇する動きとともに、111円台をかろうじて回復している。

 ユーロドルは1.16ちょうど近辺での取引。ロンドン序盤に1.1620近辺から一気に1.1584レベルまで下落。ポンドドルの下げや、クロス円の売り圧力に押された。その後1.16台を回復する場面があったが、上値重く揉み合っている。ユーロ円は東京市場で129.46レベルまで買われたが、ロンドン朝方には売りに転換。129円割れから128.56レベルまで下落した。足元ではドル円とともに下げ渋っているが、128円台後半の取引にとどまっている。きょうはイタリア債利回りがやや低下しており、欧州発の不安材料は一服している。

 ポンドドルは1.28台後半での取引。きょうもポンドは売られ続けている。1.29台を割り込み、安値を1.2860レベルまで広げた。ポンド円は144円台を割り込むと143円台も下回った。足元では安値を142.74レベルまで広げている。対ユーロでもポンドが下落。ユーロポンドは節目となる0.90台に乗せている。この日は特段の英国関連のニュースは入っていないが、引き続き合意なきブレグジットのリスクが相場のテーマとなっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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