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【NY市場】様子見強くドル買い一服もドル円は底堅い動き

 きょうのNY為替市場は経済指標や重要イベントもなく様子見気分が強い中、序盤はドル買い優勢だったもののその後、ドルは伸び悩んだ。ただ、米中貿易問題は依然として緊張感が強い中、引き続きドル買いを呼び込んでいる。中国当局が貿易戦争で中国は一歩も後退することはないと強気姿勢を堅持しているほか、先週、中国人民銀行が為替フォワード取引の一部に20%の準備金預け入れを義務付けると発表し人民元安の抑制に動いたものの、対ドルでの人民元安が続いておりドルをサポートしている。

 きょうは円高の動きも見られておらず、ドル円は買い戻しが優勢。東京時間には111円台前半で推移していたが、ロンドン時間に入って買い戻しが優勢となり、111円台半ばまで戻している。投機筋のショートカバーやモデル系の買いなどが観測されていた。21日線が111.70円付近で推移しているが、この水準まで戻せるか目先は注目される。

 一方、ユーロドルは一時1.1530ドル近辺まで下落したものの、1.15ドル台半ばまで買い戻されており、きょうの下げを取り戻す動き。ユーロドルはきょうで5日続落しており、先週の高値から200ポイント超下落している。今年強いサポートとなっている心理的節目1.15ドルに接近したことから、NY時間に入ってショートカバーが入ったものと見られる。ただ、依然として上値は重い印象。

 ユーロを買い戻す特段の材料はない。きょうはドイツの6月の製造業受注が発表になっていたが、予想外に弱い内容となっていた。貿易問題のエスカレートで海外からの自動車需要が大きく減少したようだ。

 きょうはポンドが下落。フォックス英国際貿易相が日曜日のサンデータイムズで合意なきEU離脱に言及しており、60%程度の可能性に言及していた。先週末にカーニー英中銀総裁も「合意なきEU離脱のリスクは不快なほど高い」と述べていたが、メイ英首相の自由貿易圏案をEUが受け入れ困難な姿勢を示す中、そのリスクを市場は意識し始めているようだ。

 ポンドドルは心理的節目の1.30ドルをブレイクしており、ストップを巻き込んで1.2920ドル付近まで一時下落。心理的節目をブレイクしたことで下にレベルシフトした印象も強く下値警戒感が高まっている。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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