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【ロンドン市場】リスク回避の円買い優勢、英中銀利上げもポンドは下落

 2日のロンドン市場は、リスク回避の円買いが優勢になっている。昨日のNY市場で米大統領が中国への2000億ドル規模の関税を10%から25%に引き上げることをUSTRに指示したと報じられたことが背景。日本株、アジア株とともに欧州株も大幅安になっている。この動きを受けてクロス円主導で円買いが進行。ドル円以外の主要通貨ではドル高の動きが続いた。英中銀は全会一致で利上げを決定し、一時ポンド買いの反応が広がったが、カーニー英中銀総裁会見とともに下落に急転換した。

 ドル円は111円台前半での取引。クロス円の下落を横目にしばらくは111.50近辺での揉み合いが続いたが、米債利回りの低下が売り圧力となり取引中盤には111.32レベルまで安値を広げた。

 ユーロドルは1.16台前半での取引。クロス円とともに下落の流れ。1.16台半ばから水準を下げ続けており、取引中盤には1.1601レベルまで下押しされた。ユーロ円はリスク回避の動きを受けて130円近辺から一段と下落。取引中盤には129.25レベルの安値をつけた。東京高値からは1円超の下落となっている。値動き主導の展開となっており、ユーロ圏生産者物価など経済指標には目立った反応はみられなかった。

 ポンドドルは1.30台前半での取引。この日の注目イベントは英金融政策委員会の結果発表。発表前はユーロとともに軟化、1.31近辺から1.30台後半へとじり安の動きとなった。英中銀は想定通り0.75%への利上げを決定。ただ、全会一致での決定は予想外だった。ポンドは買いで反応。1.3125近辺まで一時急伸。しかし、カーニー英中銀総裁の会見が進む中で下げに転じると一気に1.3017レベルまで下落した。ポンド円も146円台乗せは一時的にとどまり、その後は145.01レベルまで急落。四半期インフレ報告ではインフレ、成長見通しがともに小幅の上方修正となった。ただ、カーニー総裁は利上げペースが緩やかにとどまることを強調しており、ポンド売りにつながったもよう。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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