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【NY市場】ドル買い一服 ドル円は109円ちょうど付近

 きょうのNY為替市場はドル買いの動きが一服。先週はFOMC、米雇用統計と重要イベントを通過した。いずれも方向感を示すことはなかったが、その後のFOMCメンバーのコメントを見ると、ある程度であれば2%超のインフレは問題はないとの認識は許容範囲との認識が多いようだ。あと2回の利上げがコンセンサスであるが、場合によっては3回の可能性もあるといったところと思われる。少なくとも今のところは6月の利上げの可能性は高そうだ。

 ドル円は東京時間に一時108.75円付近まで下落し、100日線を試す動きも見られたが、先週末の米雇用統計直後と同様にサポートされている。下押しする気配までは見られおらず109円台はかろうじて維持しているものの、先週、110円に跳ね返されたこともあり、上値には慎重になっているようだ。過熱感を示すRSIは60付近に低下しており過熱感は緩んでおり、次の展開を模索する雰囲気も見られる。

 ユーロドルはNY時間に入って買い戻しの動きが出ている。NY時間の朝方には1.18ドル台に一時下落する場面も見られていたが、1.19ドル台に戻している。ただ、リバウンドを積極的に試す動きまでは見られていない。

 市場では、足元の指標の弱さから更なる下値模索を見込む声が依然として多いようだ。さほどメジャーな指標ではないが、きょうも4月のユーロ圏の小売業PMIが発表されていたが、2016年11月以来の低水準に落ち込んでいる。先週発表になった米雇用統計は予想を下回ったものの、ネガティブな雰囲気はなかった。

 米国とユーロ圏の経済指標の格差そして、米金融政策の格差がユーロドルを更に下押すと見ているようだ。目先は12月安値の1.17ドル台前半の水準が視野に入っているようだ。

 ポンドも買い戻しが優勢となった。ただ、今週の英中銀金融政策委員会(MPC)では利上げはないとの見方が大勢。同時に発表される英中銀インフレ報告でもインフレや成長見通しは下方修正される可能性もありそうだ。しかし、利上げの目が全く無くなったというわけではなく、年内もしくは早ければ8月にも利上げは実施される可能性があるとの見方も一方で多い。

 賃金上昇も加速し世界経済も堅調な推移が予想される中、英中銀は年内のどこかの時点で利上げに踏み切ると見ているようだ。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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