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【NY市場】ドル安・円安の動き優勢 ドル円は106円台前半で振幅

 きょうのNY為替市場はドル安・円安の動きが優勢となった。ロンドン時間に北朝鮮が体制維持なら非核化にもオープンと伝わったことからリスク選好の雰囲気も流れた。しかし、NY時間に入ると貿易問題への懸念が根強くドル売りも見られていた状況。

 ドル円はNY時間の早朝に106.40円近辺まで上昇していたものの、その後は105円台に押し戻された。米株式市場でダウ平均が下げに転じていたことや、米国債利回りも下げていることが圧迫。

 しかし、106円を下回ると買いオーダーも観測されるなか、トランプ大統領に近い米上院のパーデュー議員の「トランプ大統領は関税措置の変更にオープンだ」との発言が伝わると、ダウ平均も一気に下げ渋り、ドル円も106.20円付近まで戻す展開となった。ただ、ドル円は106円台前半での方向感の無さも見られており、次のアクション待ちの雰囲気も強い。

 一方、ユーロドルは買い優勢となり、1.24ドル台を固める動きが出ている。1.24ドル台に乗せると売り圧力も出るものの、1.24ドル付近は維持されており、もう一段上値を試しそうな気配も出てきている。

 ユーロ円はNY時間に入って伸び悩んでいるものの、きょうは一時132円台に上昇するなど買い戻しが続いている。きょうの為替市場はドル安・円安の動きが見られており、ユーロ円にとっては追い風となっている状況。200日線が131.40円付近に来ているが、その水準を上回ってきており、明日以降の動きが注目される。また、21日線が132円台前半にあり、目先の上値レジスタンスとして意識されそうだ。

 今週はECB理事会が予定されておりユーロにとっては最注目のイベントとなる。ガイダンスの変更があるかどうかが焦点だが、今回は大きな変更はないとの見方が有力。ただ、議論はされるものと見られ、ドラギ総裁の会見などで何らかのヒントが伝わるようであれば、ユーロは敏感に反応する可能性もありそうだ。

 ポンド円も一時148円台まで上昇したものの、147円台半ばに伸び悩んだ。

 きょうはカナダドルに買い戻しが入った。ドルカナダは一時1.28ドル台半ばに下落し、カナダ円は82円台に上昇した。特にカナダドル買いといった雰囲気はなく、ドル安・円安に伴う動きが主因と思われる。

 明日はカナダ中銀政策委員会が開催される。先日の10-12月期のGDPが年率換算で1.7%と予想を下回る内容となり、7-9月期も下方修正されていた。政策は据え置きがほぼ確実視されているが、声明も前回同様に現行の緩和姿勢を強調した慎重な内容になる可能性もありそうだ。一部からは4月の利上げが有力視されているが、その確率は40%程度といったところ。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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