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【ロンドン市場】欧州株安で調整ムード、英ポンドは引き続き弱い

 5日のロンドン市場は、円高の動きが先行した。欧州株が軟調に推移しており、前日の米株式市場後半に上値が重くなったことが反映されている。米ダウ平均は一時300ドル超高となり、最高値を更新したが、大引けは58ドル高まで上げ幅を縮小。ハイテク中心のナスダック指数は1%超安と値を崩した。きょうのロンドン時間の米株先物取引でもナスダック先物はマイナス圏で推移している。

 為替市場でも調整ムードが広がり、ロンドン序盤に円高の動きがみられた。ドル円は一時112.38レベルまで下落。クロス円ではポンド円の売りが主導し、151円台後半から一時150.53レベルまで大きく売られた。ユーロ円はロンドン朝方には133.74レベルまで買われたが、その後はポンド円に追随して133.23レベルまで下押しされた。ただ、ユーロ買いポンド売りが優勢ななかで、133円台半ばへと下げ渋っている。ポンド円は151円台を回復したものの、上値は重い。

 この日は前日から引き続き英EU離脱協議関連の材料に相場が神経質となっており、経済指標結果への反応は限定的だった。11月ユーロ圏非製造業PMI確報値は56.2と速報値と同水準だった。10月ユーロ圏小売売上高は前月比-1.1%、前年比+0.4%といずれも前回および事前予想を下回った。11月の英非製造業PMIは53.8と予想および前回値を下回った。

 英EU離脱協議については、アイルランド国境問題に焦点が当てられている。英北アイルランド政党DUPがEU側の国境問題についての文言に同意しておらず、メイ英首相が説得に当たっている状況と報じられている。きょうは正式な会談はないもようだが、メイ首相とフォスターDUP党首との電話連絡や党首以下のレベルでのすり合わせは行われているもよう。あすにはメイ首相が再びブリュッセル入りするとの報道もあった。早期の問題解決に向けた動きが進むのかどうか、市場は神経質になっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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