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【ロンドン市場】ユーロとポンドで明暗分かれる、ドル円は上昇続かず

 14日のロンドン市場は、各通貨まちまちの値動きとなっている。ドル円は序盤に113.60-70レベルでの揉み合いを上放れると一時113.91レベルに高値を伸ばした。欧州株が反発して取引を開始したことに反応している。しかし、欧州株がマイナスに転じ、米債利回りも低下したことで113.60近辺まで押し戻されており、上に往って来いとなっている。

 欧州通貨はユーロとポンドで明暗が分かれた。ユーロは堅調。ロンドン早朝にやや下押しされたが、すぐに買いに転じている。ユーロ買い・ポンド売りのフローが観測されていた。この日発表されたドイツGDPは前月比+0.8%、前年比+2.8%と予想以上の伸びを示した。ユーロドルは1.1685近辺の21日移動平均線を上回り、ECB理事会後の売りポジションの巻き返しを誘ったもよう。1.17台に乗せると高値を1.1728レベルまで伸ばした。ユーロ円も堅調。132.50近辺でサポートされると高値を133.34レベルまで伸ばした。

 一方、ポンドは上値が重い。ポンドドルは1.31台前半から一時1.3075レベルまで下落。この日発表された一連の英物価統計で、10月消費者物価指数が前月比+0.1%、前年比+3.0%といずれも事前予想に届かなかったことに鋭く反応した。しかし、米債利回りの低下で1.31近辺へと戻しており、売りは一服している。ポンド円は149円を挟んでの神経質な振幅だった。対ユーロでは終始売りが継続。ユーロポンドは0.89ちょうど近辺から0.8950近辺へと上昇している。

 NZドルは下落が一服している。序盤は一段と下押しされた。NZドル円は77円台後半、NZドル/ドルは0.68台半ばまで下落。しかし、その後は下げ渋っており、それぞれ78円台前半、0.68台後半へと反発している。ただ、東京時間からの下落の半値水準には戻し切れていない。週末の報道で新任のロバートソンNZ財務相は、中銀の使命に完全雇用を追加することで、ある状況下では金融緩和につながる可能性を指摘した。市場では、NZドル売りのシナリオが描かれつつあるようだ。

 ユーロ関連ではユーロ/スウェーデンクローネの動きもあった。10月のスウェーデン消費者物価指数が前月比-0.1%(予想+0.1%)、前年比+1.7%(予想+1.8%)と予想を下回ったことで、ユーロ/クローネは9.80ちょうど近辺から9.88台半ばまで買われた。昨年11月以来のクローネ安水準となった。
 
みんかぶ「KlugFX」 松木秀明

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