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【ロンドン市場】円売り先行も、ユーロとポンドが相場撹乱

 16日のロンドン市場は、円売りが先行したが、次第に値動きは一服。ユーロとポンドが激しく上下動したことやドル円の上昇が111手前までに留まったことなどで、取引中盤にはリスク選好的な円売りに調整が入っている。

 ドル円は序盤に110.60-70レベルから110.95レベルまで買われた。この日も欧州株が続伸しており、NY原油先物が47ドル台後半に高止まりとリスク動向は円売りを支援した。ただ、111円付近にはかなり売り注文があるもようで、上抜けできずに110円台後半での揉み合いとなっている。

 ユーロとポンドは激しく上下動。売買が錯綜した。いずれも序盤は円売り圧力に支えられて買いが先行。ユーロドルは1.1758レベル、ユーロ円は130.40レベルまで高値を伸ばした。ポンドドルは1.2870-80レベルで揉み合いとなるなか、ポンド円は142円台前半から後半へと上昇している。
 
 その後は両通貨は明暗を分ける。ユーロは一時急落。ドラギECB総裁が来週のジャクソンホール会合で新たな政策を発表しないとの関係筋発言が報じられたことが背景。ユーロドルは1.17台半ばから一気に1.1692レベルまで下落。ユーロ円は130円割れから129.61レベルまで下押しされた。

 一方、ポンドは急伸。この日発表された雇用関連指標が強かったことが背景。4-6月期ILO失業率は4.4%に低下し、1975年以来の低水準となった。雇用者数の伸びも予想を上回った。また、賃金の伸びが前年比2.1%と前回の1.9%から加速したことも注目されたもよう。ポンドドルは1.28台半ばから1.2903レベルまで上昇。ポンド円は142円台半ばから143.10レベルまで急伸した。ユーロポンドは0.9140近辺まで上昇していたが、一気に0.9080近辺まで下落。

 取引中盤には全般に円売りが一服している。ドル円は110.70台まで反落。ユーロ円は再び130円台に反発する場面があったが、129.60近辺とロンドン序盤に安値に並ぶ水準まで下落。ポンド円は143円台を維持できず142.50近辺まで反落した。

 堅調な足取りを続けていた豪ドル円は87円台前半で高止まり、大台は維持されている。豪ドル/ドルも0.78台後半の高値圏で推移。カナダ円も87円台乗せ水準での揉み合い。ドルカナダは1.27台前半に下落しており、反発は鈍い。資源国通貨は欧州通貨よりは堅調さを維持している。 

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明

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