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【ロンドン市場】円買い継続、米朝の地政学リスクが欧州にも飛び火

 9日のロンドン市場は、円買いが継続。米朝の地政学リスクが欧州にも飛び火している。欧州株は主要株価指数が1%超安となっており、業種の区別なくほぼ全面安商状となっている。為替市場ではリスク回避の円買いの動きが強まっている。加えてスイスフラン買いも進んだ。各国政府の反応も伝わっており、欧州委は北朝鮮めぐる状況を深く懸念、独政府は北朝鮮の軍事的な威嚇に警告する、英外務省は北朝鮮の行動は不安を呼び、非合法的なもの、などと非難が相次いだ。6日時点での米CNN世論調査では、米国民の5割が対北朝鮮の軍事行動を支持、としており、昨日の両国の舌戦・非難合戦の後はさらに比率が高まっている可能性がありそうだ。

 ドル円は東京午後に売りが一服し、110円台を一時回復したが、ロンドン序盤には再び下落。109.66レベルまで安値を広げた。その後も109円台後半での推移と戻りは鈍い。

 クロス円も総じて円高方向への動き。ユーロ円は128.61レベル、ポンド円は142.48レベル、豪ドル円は86.29レベルに本日の安値を更新している。ただ、前日NY市場の安値を割り込む動きは限定的になっており、パニック的な動きにはなっていない。ときおり、調整の動きを交えながらの円高進行になっている。

 逃避通貨としてのスイスフラン買いの動きもみられた。ユーロスイスは取引序盤に1.14台手前水準から一気に1.1272近辺まで下落。ユーロ売り・フラン買いが進んだ。その後は1.13台前半での揉み合いとなっている。

 対ドルではまちまち。ユーロドルは1.1720-60レンジでの上下動。前日のNY後半に下落した後の安値圏で推移している。ポンドドルは1.2980-90レベルから一時1.3028レベルまで上昇。その後は1.30ちょうど挟みでの揉み合いに落ち着いた。豪ドル/ドルは0.7860台まで下押しも、その後は0.79ちょうど近辺まで反発。

 7月の英中銀経済状況報告(エージェンツ・スコア)が発表された。製造業生産が上昇、ポンド安で輸出伸びる、求人は次第に困難になってきている、インフレはピークに近づいている公算、などと分析されていた。先日のブロードベント英中銀副総裁の発言にほぼ沿った内容だった。ポンド相場は発表前にやや買われたが、発表後には上げを消している。

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明

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